ソフトバンクが「クラウドコンピューティング」事業へ本格的な参入を発表した。メーカーの協力を得てサーバーや外部記憶装置(ストレージ)を安価に調達し、国内最安水準の料金を設定して先行する他社に対抗する。
クラウドコンピューティングとは、これまで手元のコンピュータで管理・利用していたようなソフトウェアやデータなどを、クラウド(雲)で表現されるインターネットなどのネットワークを通じてサービスの形で必要に応じて利用する形態のサービス。インターネットにさえつながっていれば、どのコンピュータでも必要なソフトを利用できるのがメリットだ。
ソフトバンクが展開する新サービス名は「ホワイトクラウド」。ソフトバンクグループで固定通信事業を手がけるソフトバンクテレコムが、クラウドコンピューティングサービスの第一弾として2010年2月から提供を始める。
サーバー大手の米ヒューレット・パッカードなどと提携し、サービスに必要なハードウエアを原価に近い価格で調達し、サーバーを効率運用できる「仮想化技術」を使うなどして設備投資を抑え、低料金を実現する。実際に使った分に応じて追加料金を支払う料金システムは、コスト意識の高い企業に対して需要が見込めそうだ。
今後はミドルウェアやアプリケーション関連のサービスを同ブランド名で展開する見通し。同サービスの提供に先駆け、ソフトバンクグループのソフトバンクBBが10月からホワイトクラウドを活用してITインフラを運用しているが、サーバの台数は735台から230台になり、運用コストは5年間で13億9000万円を削減させることが可能になったという。
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