日本人の海外旅行先として不動の人気を維持してきたハワイへの旅行者が減っている。原因は原油高による燃油サーチャージの高騰とそれに関連するハワイのインフレだ。
国内旅行会社大手のJTBが今月に発表した「2008年夏休みの旅行動向」でも人気旅行先はディズニーランドなど国内旅行が中心で、海外では近場のグアムやサイパンに向かう人が増えている。ハワイの08年現在の一人当たりの燃油サーチャージは4万円程度(往復)で3年前の4倍に跳ね上がっており、グアムやサイパンの2万円程度と比べても倍近くの価格となっている。そのため一般の旅行者は大きな負担を感じているようだ。
またハワイを襲っているインフレも旅行者の足を遠のかせている。離島であるハワイは、工業製品のほとんど、また燃料の全てを米本土からの輸入に頼っているため、原油価格高騰の影響をまともに受け、平均物価は全米一高い水準となっている。ハワイで日本人向けに現地ツアーを行うツアー会社の日本人社長(33歳・女性)もハワイの物価高に不安をもらす。「最近日本人の旅行者が減っているのは間違いありません。このところのインフレで、短期滞在の旅行者の負担も増していますが、現地での生活するのも大変な状況になっており、ホームレースの数も増えています。暖かいので凍死の心配はありませんが・・・」。
米国本土やヨーロッパに比べて日本から近く、手軽な旅行先として抜群の人気を誇ってきたハワイの存在感が徐々に薄れてきているのだろうか。一方、JTBによると、日本人旅行者は二極化が進み、旅行にお金を惜しまないこだわり層が存在し、中海やエーゲ海、アドリア海などヨーロッパへのフライ&クルーズなど高額商品の人気が年々人気が高まってきているという。
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