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数ヶ月前には夏以降の力強い復興需要が期待されていたものの、予算成立の遅れなどから「景気の逃げ水」というような表現も使われ始めているようです。(バックナンバーはこちら


逃げ水相場こそインフラ関連株狙い目か

 数ヶ月前には夏以降の力強い復興需要が期待されていたものの、予算成立の遅れなどから「景気の逃げ水」というような表現も使われ始めているようです。

 一方、株式相場は盛り上がりにかけながらも、6月末からスルスルと値を戻しています。「単に米国株の上昇について行っているだけ」、「中国の利上げ打ち止め期待」などという説明もあるようですが、株価は景気の先行指標と考えれば「半年程度先の回復が見えてきたからではないのか」という期待の目で見ることもできそうです。

投資をシナリオ

 そこで、いくつかの投資シナリオを考えてみました。

ようやくの景気回復で、インフラ関連に再注目?

仮に、半年程度先の景気への期待感から株価が上昇したのであれば、少なくともそれが実感できるまでは堅調な展開が予想されそうです。この場合、しばらく調整していた建設、素材、電線、鉄鋼、建機、内装など幅広いインフラ関連銘柄に再び注目が集まる可能性があります。そうであれば、インフラ関連バスケットのコールや、その構成銘柄自体に着目することも一案と思われます。

中国の経済政策に一喜一憂

中国の政策当局は、政策金利や不動産融資規制などで不動産価格の沈静化に腐心しているように思われます。過去の日本の例や米国の例をみると、こういった場合にソフトランディングは容易ではなく、中国の経済政策の動向に注目せざるを得ない状況が継続するものと思われます。そうなると、ようやく自律回復の軌道に入ったかのようにみえる日本株も、外的要因で伸び悩む可能性もあります。この可能性を考えるのであれば、日経平均ニアピンで現在の日経平均に近いあたりの銘柄を購入することも有効と思われます。

夏休み型投資?

今年の日本の夏は、例年よりさらに暑く感じられる局面が多いと思われます。寝不足で夏バテなどという状況になってしまうと、大胆なポジションはとりにくいかもしれません。また、経験的に相場を大きく動かすようなイベントは夏に起こりがちという印象を持っている人もいるようです。

そこで、投資ポジションを絞った上で、資産のごく一部に限定して、満期日までの期間が長く、権利行使価格が現在の原資産価格から離れた銘柄で、大イベントで大きく動きそうなものに投資してじっくりと待つ「夏休み型」投資スタイルも考えられます。具体的には、私見ながら、米ドル高・安型、原油eワラントのコール、金eワラントのコール、日経平均プット、NYダウプットなどが過去の大イベント時には大きく動いていたように思われます。(次ページへ続く)



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プロフィール
土居 雅紹ドイ マサツグ

一橋大学商学部卒。ノースキャロライナ大学経営大学院MBA取得。大和証券での証券アナリスト、デリバティブ営業、大蔵省財政金融研究所勤務を経て1998年ゴールドマン・サックス証券入社。2000年にeワラントを開発・導入。2011年8月よりeワラント証券COO。CFA協会認定証券アナリスト(CFA)、 日本証券アナリスト協会検定会員。
主な著書に『勝ち抜け!サバイバル投資術』(実業之日本社)がある。


本記事は、投資や貯蓄などマネーを活用するための情報提供を目的としており、続きを見る

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