米アップルが14日に発表したノートパソコン「MacBook(マックブック)」シリーズの新製品は、日本では13インチ画面で14万8800~18万4800円、15インチで画面では22万8800~28万8800円で発売される。近年低価格化の流れにあるパソコン業界にあって、同商品はアルミ素材の採用で継ぎ目の少ないデザインや画像処理速度を従来の4~5倍に高めるなど高級感をアピール、価格を高めに設定し、競合会社とは一線を画した。

一方で、国内パソコン首位のNECは16日、低価格で小型の「Netbook(ネットブック)」を11月上旬に発売すると発表した。ネットブックとは、機能を絞った低価格なノートパソコンを指す。この分野では台湾のエイサーが日本市場でもシェアを伸ばしているが、国内企業ではすでに東芝が参入済み、さらに国内2位の富士通も参入する予定だ。国内勢は、金融危機により個人消費の冷え込みが予想されることから、低価格品に力を入れる模様だ。
性能を抑えた低価格ノートパソコンは、不安定な経済情勢でも売れ行きが見込める。しかし原材料の高騰により、低価格競争は体力勝負に入っており、各メーカーは音を上げる寸前だ。だがアップルのように高めの価格設定で収益を確保する戦略は、下手をすれば消費者に受け入れられない危険性をはらんでいる。高機能・高価格戦略か、低価格重視か―。厳しい市場環境の中、各メーカーは悩みながらも販売戦略を選択し、その結果、二極化が生じている。
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