ジョインベスト証券は、2007年12月17日から、ジョインベストFX(外国為替保証金取引)の手数料を完全無料化すると発表した。通貨の売買取引において、手数料がかからなくなる。すでにFXCMジャパン、サイバーエージェントFX、マネーパートナーズ、ひまわり証券なども手数料を無料にしており、FXの盛り上がりに拍車をかけている。
利用者にとってはうれしい限りだが、同時に「はたして手数料を無料にして、FX業者は収益を得られるのだろうか」という疑問がわく。日本株式においては、ネット系証券会社などは低手数料を実現しているが、手数料無料というのは聞いたことがない。なぜFX業界では次々と手数料を無料とする業者が現れているのだろうか。
これには、FXの仕組みに答えがあった。為替には「スプレッド」というものある。これは外貨の「売り」と「買い」のレート差のことだ。為替は「110円30-35銭」のように表示されているのを見たことがある人もいるだろう。これは買いが「110円30銭」、売りが「110円35銭」という意味だ。ここで「買い」と「売り」に5銭の差が生じているように、為替は株式と異なり、買いと売りで価格差が生じるのだ。
そしてこのレート差に、取引業者に支払うコストが含まれている。だからFX業者は手数料を無料にしても、「スプレッド」から収益を得ることができるのだ。
このスプレッドは、業者によってまちまちだ。だから我々利用者は、FX業者のコスト比較をする場合には、「手数料が無料」という1点で、FX業者を判断するのではなく、このスプレッドの差がなるべく小さい業者を選ぶべきだろう。
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