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今の日本市場は、「20円のコーラ状態」 怖くて買えないが、その20円さえもない

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Heyward[著]
2009/03/05 09:00

 前回は「株価上昇時の思考」に関して書いてみました。今回はその逆の「株価下落時に投資家が抱き易い思考」と「株価位置が低い時に持つべき思考法」に関して書いてみたいと思います。(バックナンバーはこちら)

なぜ安い株は買われないのか

 先日投資を始めたばかりの友人と酒を飲んでいるときに、「なんで日本株って買われないの? 全然上がらないじゃないか」と問われました。

 サブプライム・ローン問題の表面化を2007年7月末として株式市場を見ると、震源地である米国株式市場よりも、東京株式市場の下落幅は大きく、反発は弱く、現在は公的資金(年金)以外の買い手が殆ど見えない状況です。「なぜこれほど日本株は買われないのか」との疑問は、投資を始めた人のみならず、誰もが考える問題でしょう。

 はじめは、経済云々、サブプライム・ローン云々、為替との相関云々、経済の構造云々、チャート形状云々と理屈(屁理屈)をこねて友人に説明してみたのですが、わかってもらえず、しょうがないのでシンプルに例えて説明してみました。

「今、ジュースのコーラが自動販売機で120円。これが90円で売っていたら安いと思って買うよね。でも20円だったら、なんか危ないと思って買わないでしょ。今の日本株がその状態なんだよ。」「なんか危なそうだけど、20円なら買ってもいいかと思っても、財布を開けたら、その20円もない。今の投資家がその状態。最近は日本だけじゃなくて、世界中でその状態だけどね。」

と説明したら、笑いながら激しく納得してくれました。

 現在のファンダメンタルズを考えれば、「安い」というのは適切ではないかもしれませんが、1年前の株価を考えれば、「安い」とは言えずとも、現在は少なくとも「低い位置である」とはいえる株価でしょう。それにもかかわらず買われないのは以下の理由が考えられます。

1. 警戒感からの買い控え

 株価水準として「低い」のは分かっているのだが、低すぎる株価水準が「なにかあるのでは?」と警戒され買われない。

2. ファンドや個人投資家の懐具合の悪化

 なにかありそうだけど、この水準なら買ってもいいかとは思っても、金がない。(機関投資家や個人投資家の懐具合の悪化。)

 それだけではないにせよ、この2つは買われない一因として大きいものではないでしょうか。

当たり前のことですが、忘れられていること

 相場とは、必ず上がり、必ず下がる。「なにをバカな、当然のことを言っているのか」と思われるでしょうが、相場に向き合い、急騰・急落を目にするとそうは思えないというのが人間心理です。19世紀に活躍した米国の小説家マーク・トウェインの作品だったと思いますが、次のような言葉があります。(次ページへ続く)


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著者プロフィール

  • Heyward(ヘイワード)

    本業絶不調のため、やむなく相場で食っている一個人投資家。
    「勝たなくてもいい・負けなければ。負けても負けの金額を限定すること!」をテーゼに先物相場で日々奮闘中。
    楽観的・魅力的な先物相場の見方は証券会社にお任せして、私からは先物の恐ろしさ、個人投資家が陥りやすい相場に潜む罠、相場に起こる事象の見方・解釈、相場に挑む際の心の持ちよう等々を、個人投資家ならではの、しがらみのない立場で、皆様にお伝えできればと思います。
    日々の相場概観、ザラ場リアルタイム情報はブログ「株と先物の勉強会」にて更新中。

本記事は、投資や貯蓄などマネーを活用するための情報提供を目的としており、続きを見る

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