2月のビール類の出荷量で、第3のビールの占める割合が初めて3割を超えた。消費者の節約志向が顕著になった。



 国内景気の落ち込みで消費者の節約志向が高まる中、第3のビールの存在感がますます高まっている。ビール大手5社が11日に発表した2009年2月のビール類の出荷量で、第3のビールの占める割合が初めて3割を超えた。

 2月の発泡酒・第3のビールを含めたビール類の出荷量は、前年同月と比べてマイナス9.1%と大幅に落ち込んだ。その原因には、景気の低迷に加え、昨年には3月からのアサヒビールの値上げを前に駆け込み需要があったことからその反動もあったとみられる。

 ビールと発泡酒が大きく減少した一方で、酒類別に見ると価格の安い第3のビールは47%のプラスとなり、全体に占める割合も30.1%と、はじめて3割を超えた。

 第3のビールは原料を麦芽以外にするなど、酒税法上「ビール」または「発泡酒」に属さない扱いとなっており、税制面でビールと比べて有利なことから低価格が実現できている。キリンの「のどごし」やアサヒの「クリアアサヒ」、サントリーの「金麦」などが代表的で、コンビニエンスストアでは、350ミリ・リットル缶で140円前後と低価格に設定されている。ビールより約75円、発泡酒と比べても約20円ほど安く、全体的に節約志向が高まっていることから、消費者に発泡酒よりもさらに安い第3のビールが選ばれているもようだ。

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