リターンの大きいものはリスクも高いのが投資の大原則
FXは少額の資金でレバレッジを利かせて大きな取引できるというメリットがあります。しかし、このメリットをきちんと理解しないまま取引を始めると、かえって、悪い結果をもたらす場合があります。
為替相場は株式相場よりも変動が小さく、日本株を購入するよりもドルを買うほうがローリスクです。FXは「ハイリスクだから危ない」、「初心者が手を出すものではない」と言われることがありますが、そんなことはありません。このように言われるのは、取引をする人によってリスクを高くすることができるためです。
レバレッジを高くすればするほど、為替レートが少し動いただけで、大きな利益を得ることができます。「簡単に儲けられる」という言葉の裏には、「簡単に損失を出す」という可能性が隠されており、ハイリターンという側面だけを見ていると、知らないうちにリスクの高い取引をして資金を失ってしまうことがあります。そこで、FX取引をする時には、自分がどれくらいレバレッジをかけているのかを把握して、リスク管理をすることが重要です。
まずは、レバレッジの計算方法をマスターしよう
レバレッジは、預け入れた資金(証拠金)に対して、何倍の資金を動かしているかを表します。たとえば、投資資金10万円でFXを始めるとします。現在の為替レートが1ドル=100円で1万ドルのドル買いをすると、100万円を投資しているのと同じような状態になります。証拠金10万円に対して100万円を取引しているので、レバレッジは10倍です。

もし、外貨預金で1万ドルを購入するなら、100円×10,000ドル=100万円が必要ですが、FXはこのように10万円ほどで1万ドルを買うことができます。FX会社によっては、1万円で買えるところもあります。
レバレッジ10倍の取引例
さて、レバレッジが10倍といっても、取引経験のない人はピンとこないかもしれません。それでは、具体的な例を挙げて、レバレッジ10倍程度でFXを取引すると、どんな感じになるのか見ていきましょう。人物を設定して説明していきます。
アキラ君の場合 ~予想通りに進むと?~
アキラ君は、口座に10万円を入金して、2008年2月に1ドル=90円で1万ドルのドル買いをしました。レバレッジは、(90円×10,000ドル)÷100,000円=9倍です。1ヵ月後、予想通りドル高に進んで1ドル=98円になったので、決済をすることにしました。それでは、どれくらいの利益が出たのか計算してみましょう。

10万円の投資資金で8万円の利益が出たので、口座残高は18万円に増えました。「FXって簡単に儲かるんだ!」と思った方、リスクとリターンは紙一重です。リターンが大きいということは、予想と反対に動いた場合は損失も大きくなります。
では次にレバレッジ10倍で挑戦したときにどうなるか、見ていきましょう。(次ページへ続く)







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