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温暖化が進めば氷河期突入の恐れも
今、地球に何が起こっているのか

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2009/07/05 09:00

 温暖化の先に氷河期へ突入の恐れが出てきた。宇宙飛行士で気象学者でもあるフィリップ・チャップマン博士は「これから数年のうちに起きようとしていることは200年前のミニ氷河期よりはるかに深刻だ。地球はかつてない冷却期に突入するだろう」と警鐘を鳴らす。今、地球に何が起こっているのか。(バックナンバーはこちら)

ミニ氷河期の到来か

 このところ地球温暖化を防止するためのさまざまな試みが展開されるようになってきた。
 温室効果ガスの排出権を扱う市場の創設やポスト京都議定書の枠組みにアメリカがカムバックしてくる動きも見られるようになりつつある。

 オバマ大統領は「緑のニューディール」政策を掲げ、代替エネルギー政策とそのビジネスモデル化に積極的に資金や人材を投入し始めている。

 こうした動きの背景には、地球環境の悪化という人類にとって未曽有の危機的状況が迫っているとの認識が共有され始めたことが影響しているに違いない。ところが、最近、一部の科学者の間では「地球温暖化が進むと、その先にはミニ氷河期の到来が待ち構えている」と言った議論が急浮上してきた。確かに2007年には、世界の平均気温は摂氏0.65度下がっている。

黒点にみる太陽活動の異変

 実際、地球温暖化をもたらしているはずの原因の1つである太陽に関しても、その活動が200年ぶりの低水準に落ち込んでいるというではないか。

 デンマークの太陽黒点数データセンターによれば、「黒点の多さを表す『相対数』が2008年には過去100年の間で史上2番目に少ない状況であった」という。2009年に入り、さらに黒点の数は減少を続けており、4月までの暫定値でみると、何と1810年以来という記録的な低水準にまで落ち込んだとみられる。

 ちなみに、太陽活動は約11年周期で活発になったり、静かになったりというパターンを繰り返している(ソーラーサイクル)。その指標となるのが黒点である。黒点の周辺では爆発現象が多く起こっており、黒点が多いほど太陽の活動は活発ということになる。

 加えて、太陽の活動には数百年の周期でより大きな変動も観測されている。例えば、17世紀から18世紀にかけての約70年間においては、黒点がほぼ消えてしまい、結果的にヨーロッパではイギリスのテームズ川が凍るなどミニ氷河期に突入したのである。

 東京大学の宇宙線研究所の宮原ひろ子特任助教授曰く「ここ1000年に限ってみても太陽活動の極小期が5回あり、前回は1800年ごろであった。歴史的にみれば、そろそろ次の極小期に入ってもおかしくない」。いわば、地球がミニ氷河期に再突入する可能性が出始めたというわけだ。

「地球はかつてない冷却期に突入する」

 NASAの専門家らで構成する「太陽活動周期予測パネル」では現在の低活動期を「ソーラーサイクル24」と名付けている。そして太陽の活動が1928年以来で最低に達するのが2013年の5月と予想されるのである。(次ページへ続く)


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