紀伊國屋書店は16日、購入金額に応じてポイントがもらえるサービス「Kinokuniya Point」を開始することを発表した。新宿本店と新宿南店を皮切りに、12月1日から北海道の5店舗(札幌本店、オーロラタウン店、厚別店、小樽店、千歳店)でも開始し、その後、1年間で全国63店舗に順次拡大していく予定だ。
ポイントの付与・還元サービスに加え、店舗やインターネットを活用したサービスや、購買額や来店頻度に応じて電子メールやクーポンを配布するキャンペーンなども展開し、初年度の目標会員数は100万人で、売上げの3%増を見込む。
来年2月には同社運営のショッピングサイト「BookWeb」で、2010年中にはDVD・CDの販売サイト「Forest plus」でもサービスを始める。ポイントは還元率1%で、購入金額100円ごとに1ポイントを付与される。1ポイントは1円換算で1ポイントからの利用が可能だ。
大手書店のポイントサービスはすでに三省堂書店やくまざわ書店などが実施しているものの、サービス導入が当たり前となっている家電量販店やクレジットカード業界と比べると出遅れていた。しかし活字離れが進み出版不況と呼ばれる状態のなか、手をこまねいているわけにはいかず、固定客確保が期待できるポイントサービスの導入を検討する時期を迎えている。
三省堂書店やくまざわ書店に続き、紀伊國屋書店もポイントサービスを導入したことで、他の書店チェーンの参入も注目されるが、業界における同サービスの普及は経営体力のない中小書店にとっては不利な状況にもなりそうだ。
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