弱気はもう止めよう
1月3日の日本経済新聞に毎年恒例となっている2010年の「経営者や有識者による株価予想」が出ていた。いつもなら後日の参考のために取っておくのだが、今年はアンケートの答えがあまりにも情けなくて、一見して捨ててしまった。
なぜなら一流とされている経営者たちの今年の株価予想が9,500円~12,000円に集中していたからである。こんな無難な予測なら猿でもできるだろう。しかもほとんどの経営者の企業は日経225に入っているし、新聞に予測が出たころにはもう日経平均は10,500円前後だから、今年一年であと1,500円しか上げ余地がない。
自分の会社ぐらいは日経平均に関係なく大きく伸ばしてやろうなんて気概がまったく感じられない。おそらく秘書か誰かに答えを書かせて、本人は読んでもいないのではなかろうか。上がこれだから下も元気が出ない。
ある経済誌の記者も言っていたが、日本では6対4の割合で弱気の編集をしないと売れないのだそうだ。なにもわざわざ金まで出して弱気の雑誌を買うことないだろうにと思うのだが、弱気のほうが理路整然としていると考える人が多いようだ。弱気で人生楽しいはずはないと思うのだが、なぜか自ら弱気になってひきこもっているのが今の日本である。

では実際日本はそんなに落ち込まなければならないほど、弱くて小さな国なのだろうか。一度あらためて胸に手を置いて考えてみてはどうだろう。いまだに世界の経済大国であることに気づくはずだ。
GDPは今年中国に抜かれるにしても、あちらは13億人もいるのだから、こんなことを気にするだけ馬鹿馬鹿しい。日本だって戦後一貫してGDPが増えた時期があり、毎年先行している国を追い越していったものだ。
感を働かせる
今求められているのは落ち込んで引きこもることではない。あらためてなぜ力はあるのにこんなに気分が落ち込むのかを考えることだ。(次ページへ続く)














