CFDの代表的な4つのコスト
CFDにかかる主なコストは4つあります。「取引手数料」、「スプレッド」、「オーバーナイト金利」、「配当」です。それぞれ順番に説明していきましょう。
取引手数料
取引手数料は、銘柄を買ったり売ったりする時にかかる手数料です。ただしCFD取引では取引手数料を無料にしている会社が多く、手数料を気にしないで取引をすることができます。これはとくに、小さな利幅を狙って1日に何度も取引する人にとっては大きなメリットです。
スプレッド
スプレッドは、BID(売値)とASK(買値)の差です。たとえば、日経平均株価の株価指数CFDを取引する時、ASKが10000円、BIDが10030円と表示されていたら、30円がスプレッドとなります。スプレッドの目安は、日経平均株価で15~30円、NYダウで5ドル程度です。スプレッドが小さいほど取引コストが下がり、利益を出しやすくなることを覚えておきましょう。
オーバーナイト金利
オーバーナイト金利は、日をまたいでポジション(買いまたは売りの状態)を持ち越した時に発生します。買いポジションを持ち越すとオーバーナイト金利を支払い、売りポジションを持ち越すとオーバーナイト金利を受け取ります。FXを取引したことのある人なら、スワップ金利をイメージすると分かりやすいでしょう。
スワップ金利がプラスとなるポジションを保有していると毎日金利を受け取ることができますが、反対に、スワップ金利がマイナスのポジションを持っていると金利を支払います。スワップ金利とオーバーナイト金利は異なるものですが、金利の支払いや受け取りが発生するという点でFXとCFDは似ています。
オーバーナイト金利は各国の政策金利やLIBOR金利(ロンドン銀行間取引金利)によって決まります。一般的な計算方法は、買いでは「政策金利+上乗せ金利」、売りでは「政策金利-上乗せ金利」です。
上乗せ金利は会社によって異なりますが、おおよそ3%です。たとえば、NYダウの株価指数CFDを買うとします。アメリカの金利が4%、上乗せ金利が3%なら、4%+3%=7%の金利を支払います。NYダウを売りから入る場合は、4%-3%=1%の金利を受け取ります。現在はアメリカの政策金利はもっと低い水準にあるので上記の例の通りにはなりませんが、オーバーナイト金利はこのように算出できます。

配当
最後に説明することストは「配当」です。株式投資では多くの企業が、決算で企業の利益の一部を保有する株数に応じて株主に分配します。これを配当と呼びます。
CFD取引で個別株を取引する時には、配当権利確定日に買いポジションを持っていると、配当相当分を受け取ることができます。しかし逆に売りポジションを持っていると配当相当額を支払うことになります。
ミニマムチャージがかかる場合も
他には取引内容によってはミニマムチャージがかかる場合があります。ミニマムチャージとは、取引代金が一定水準に達しない時に発生する手数料で、最低取引手数料のことです。
もし少額でCFD取引をするなら、ミニマムチャージのかからない会社、もしくは取引手数料のかからない会社を選ぶといいでしょう。
さて、ここまでCFD取引にかかるコストについて説明してきました。いかがでしょうか。もしかすると株式投資出身の投資家にとっては、「オーバーナイト金利」が少し理解しづらかったでしょうか。それでは次にもう少し詳しくオーバーナイト金利についてみていきましょう。(次ページへ続く)














