「個人投資家はなぜ儲からないのか?」考え続け、黒岩さんが出した結論は「理論株価との乖離」にありました。【バックナンバーはこちら】



個人投資家はなぜ儲からないのかを考える

 「毎日9時に市場が開き、株式投資ができる」――それが当たり前だと思って、相場と対峙しているのであれば、それは大きな勘違いである。「いつ、何時、市場が閉鎖しても不思議ではない」――そのような危機感を常に持ち合わせていないと、「いざ」というとき対処ができなくなる。

 「まさか戦時中でもあるまいし、そんなことあるわけないでしょ」とタカを括っていると、それこそ痛い目に遭うだろう。これまでせっせせっせと利益を積み上げてきても、たった一発の“危機”によって、それが吹っ飛んでしまうのだ。

 なぜ、個人投資家は儲からないのか――。この問いに対して、私なりにずっと考えてきた。単に相場が下手なのか。それとも、誰かに騙されているのか。

 確かにそれは一理ある。個人投資家は相場が下手である。利益が出ているとすぐに確定売りを出したくなり、逆に損が出ているとそれを認めようとしない。「売却しなければ損失が確定しないのだから、上がるまで持ち続ける」なんて戯言を平気で言うのである。だから、売りそびれるし、倒産銘柄を掴むことにある。

 過去、どれだけの上場企業が消滅したことだろう。最近だって、あのJALが逝った。個人投資家は、右肩上がりの相場をイメージし続け、“沈没船”と運命を共にするのである。

 でも、これは決して個別銘柄の問題ではない。今は「日本丸」の危機でもあり、市場全体が荒波に呑まれる危険性が高いのだ。「倒産銘柄だけ掴まなければ大丈夫」的な発想は、ほとんど意味がないのである。(次ページへ続く)



1 2
→

【FXランキング】 FXランキング 最新FXランキング スワップFXランキング 手数料FXランキング 口座数FXランキング 会社
【FXを徹底比較】 FX比較 取引コストFX比較 手数料FX比較 通貨ペアFX比較 発注機能FX比較 サービスFX比較 安全

関連記事

個人投資家が「単純な情報」に踊らされ売買に走るのはなぜか [2010年08月27日]
グーグルなど大手がソーシャルゲーム会社を買収 日本のゲーム会社の株をこう動かす! [2010年08月26日]
「円高で株安」はステレオタイプの思考 マスコミは時代が変わったことに気付くべきだ [2010年08月24日]
日本株が安いと思っているのは日本人だけ 外国人が「割安デハナイ」と考える理由 [2010年08月22日]
先読みしにくい相場でも確実に動く銘柄とは 【日経新聞の読み方】第25回 [2010年08月20日]

注目の求人情報
Webディレクター/総合デザインプロダクション
▼業務内容 ・コーポレートサイトをメインに、さまざまなサイトのディレクション及びデザイン制作 ・案...
営業企画・マーケティング/株式会社はてな
会社自体のコーポレートブランドの向上、提供するサービスをより多くの方に使って頂くためのお仕事をし...
Webデザイナー/大手不動産グループ会社
<担当業務> ・商品販促ページの作成(デザインテーマは"高級感""リッチ"なものが多いです) ・画像編集...

注目リンク
プロフィール
黒岩 泰クロイワ ヤスシ

株式アナリスト。「窓・壁・軸理論」「風桶理論」というオリジナル理論を展開。
92年慶応大学経済学部卒業後に山一証券に入社、フィスコマーケットバンクを経て、09年03月に独立。
主な著書に『黒岩流~窓・壁・軸理論』『究極のテクニカル分析』(ともにインデックス・コミュニケーションズ)など


本記事は、投資や貯蓄などマネーを活用するための情報提供を目的としており、続きを見る


名前:
内容(テキストのみ1200文字まで):*
アイコン:
なし

投稿規定に同意して

スポンサーサイト