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なぜ福沢諭吉ではなく聖徳太子?
中国から日本に持ち込まれた偽の旧1万円札

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宮島 理[著]
2010/05/05 13:30

偽札事件が後を絶たない。日本国内だけでなく世界中で偽札は製造・流通されている。世界の偽札事情とは。

 偽札事件が後を絶たない。4月25日には北海道函館市の露店で偽1万円札が見つかった。4月8日には、新潟県内で偽1万円札を使用した疑いで60代の夫婦が逮捕されている。

 日本国内では、コピー機などを使った個人的な犯罪が目立つようだが、海外では組織的な偽札製造が行われている。たとえば中国では、大量の偽元札が流通している。最大の偽札製造拠点である広東省からは、少なくとも年間10億元以上の偽札が出回っていると見られている。

 また、中国から日本に偽円札が持ち込まれるケースもある。それもどういうわけか、福沢諭吉ではなく聖徳太子が描かれた旧1万円札の偽札だ。2006年頃から出回るようになった。

 お札は新しいものになればなるほど、偽造防止技術が駆使されている。言い換えると、旧札は偽造防止技術という点では甘い。しかし、聖徳太子が描かれた旧1万円札は、現在も1万円として使うことができる。そこで、旧札が偽札製造のターゲットになっているというわけだ。

 中国以外にも、世界中で偽札は流通している。
 北朝鮮では、政府ぐるみの偽ドル札製造が行われているとの指摘が以前からある。2007年のアメリカ議会報告書によれば、北朝鮮政府が製造した偽100ドル札は、世界中で既に4500万ドル以上流通しているという。

 1975年から始まったレバノン内戦では、各民兵組織が資金源として総額20億ドルにも及ぶ偽ドル札を製造し、中東に流通していった。1990年代には、カンボジアやタイでも偽ドル札が横行した。アフリカでも偽ドル札は多く流通している。

 特定の時期になると偽札の流通が増える国もある。インドネシアでは、選挙の年になると偽ルピア札が多く出回る。各陣営が選挙資金に使っていると噂されている。

 一方、韓国では、警察が身代金用の偽札を市中流通させてしまったことがある。昨年2月に起きた誘拐事件に際して、警察が7000万ウォンの偽札を身代金として用意した。ところが、身代金を持ち逃げされてしまい、犯人が偽札を市中で使ってしまった。

 偽札の製造・流通を取り締まる各国当局と犯罪組織とのイタチごっこは止みそうにない。

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