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特許取得で世界トップになった中国企業も
研究開発競争で激しく競り合う日中両国

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宮島 理[著]
2010/05/01 13:30

研究開発で中国が躍進している。特許取得では中国企業が初めて世界トップに立った。先進国から中国への技術移転はもう不要なのか。

 中国の研究開発の伸びが著しい。米インベスターズ・ビジネス・デイリー紙によれば、中国の2009年の研究開発費は24.4%増の676億ドルで世界第3位となった。

 近年の中国は、先進国からの技術移転だけでなく、科学技術系の高等教育、そして研究開発投資に力を入れてきた。同紙では、自信を深める中国は技術移転を必要としなくなっているから、グーグルのような外国企業に対してより強気の姿勢になっていくという分析を紹介している。

 ハイテク産業の付加価値収益(総収益から原材料などの費用を差し引いたもの)でも、中国は急成長している。平成20年版科学技術白書による国別世界シェアを見ると、1997年までは日本とアメリカでトップ争いをしていたが、その後、日本のシェアが急落。世界第1位のアメリカとの差は大きく開いていった。2005年には、急上昇する中国にも追いつかれてしまった。

 特許取得についても中国は力を入れている。WIPO(世界知的所有権機関)によれば、2009年の国別の国際特許出願件数は、1位がアメリカ(4万5790件)、2位が日本(2万9827件)、3位がドイツ(1万6736件)、4位が韓国(8066件)、そして5位が中国(7946件)となっている。中国は、2004年にはトップ10圏外(1706件)だったが、2005年に10位(2512件)となり、その後も順位を上げてきた。

 企業別の国際特許出願件数では、2008年に華為技術が中国企業として初めて世界第1位(1737件)になった。同じ年に、日本企業からは3社がトップ10入りし、パナソニックが2位(1729件)だった。

 なお、翌2009年には、パナソニックが1位(1891件)となり、華為技術は2位(1847件)になっている。日本企業からは他にも、NECが8位(1069件)、トヨタが9位(1068件)、シャープが10位(997件)にランクインしている。

 長年、アメリカなどの先進国と研究開発競争をしてきた日本だが、近年は中国とも競り合うようになってきている。国際的な研究開発競争は激しさを増している。

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