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注目集まる「デジタルサイネージ」
市場規模1兆円に成長するという声も

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宮島 理[著]
2010/06/13 14:00

渋谷のスクランブル交差点から山手線の車内、スーパーマーケットまで、デジタルサイネージが溢れている。ここまで普及してきた理由を探った。

 近年、デジタルサイネージが町中でよく見られるようになった。街頭から電車、スーパーマーケット、ホテル、空港など、デジタルサイネージが設置されている場所は多岐に渡る。

 デジタルサイネージとは、「電子看板」のことだ。「電子広告」と訳されることもあるが、広告以外にも、さまざまな情報を伝達するメディアとなっている。ディスプレイを通して、文字情報だけでなく、音声や動画などの情報も伝達することができる。

 昔からあるデジタルサイネージといえば、街頭ビジョンである。渋谷のスクランブル交差点では、いくつもの街頭ビジョンにさまざまな情報が映し出されている。

 公共交通機関でも、デジタルサイネージは定着している。電車の中にあるディスプレイには、広告だけでなく、路線情報、天気予報、クイズや占いまでが表示される。JRでは、山手線に2002年からデジタルサイネージを導入。現在では他路線にも広がっている。駅の構内にも、ディスプレイに広告が映し出されている。また、空港では、運航情報を知らせるディスプレイが設置されるようになっている。

 コンビニでも、レジ横のディスプレイはおなじみの存在だ。ローソンでは、6月から都内の一部店舗に店外から見える位置にディスプレイを設置して、より広範囲に情報を発信している。スーパーでも、レジ横にディスプレイを設置する動きが広まっている。また、店内案内図やセールを告知する床置きディスプレイを設置しているところもある。

 他にも、ホテルにおける案内ディスプレイ、金融機関における株価情報ディスプレイ、大学における掲示板ディスプレイなど、デジタルサイネージはさまざまなところで見られる。自販機にも、ディスプレイでキャンペーン情報などが映し出されるものがある。

 矢野経済研究所が3日に公表した調査結果によると、2009年度のデジタルサイネージの市場規模は、約557億円。2010年度の市場規模は約636億円と見込まれている。2015年度には、1300億円近くにまで成長すると予想されている。別の調査会社によれば、2015年度に1兆円の市場規模になるという大胆な予想もなされている。

 デジタルサイネージが広がってきた背景には、初期投資費用が下がってきたことと、地域や場所に密着したきめ細かい広告効果に注目が集まっていることがある。今後の展開が注目される分野だ。

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