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業者の視点から理解するCFDのカラクリ
【CFD考察その2】

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2010/07/05 10:00

CFD(差金決済取引)という金融商品を扱う業者が増えるにつれて、徐々に投資家の間で認知度も高まってきているようです。しかしCFDとは、いったいどのような商品なのでしょうか。(バックナンバーはこちら)

CFDのからくり

 前回「CFD考察その1」ではCFDの基本ルールを解説しました。CFDの特徴的な点は、

・相対なので顧客と業者の取り決め
・業者は取引所でカバーすることが「原則である」

 の2つです。
 今回は、CFD業者がいかにこの原則から逸脱することで利益を上げることができるかについて説明します。なお、ここで説明していることは僕が調査したり関係者から話を聞いたりしたことを基に、いくらかの推測も加えて構成したものです。CFDの裏側の仕組みとしてこのようになっていることはほぼ確実ではありますが、完全な証拠があるわけではないことや、すべてのCFD業者がこのようになっているとは限らないことをお断りしておきます。

 まず、真面目にカバーする例から説明します。これが基本パターンであり、本来すべての注文はこのように処理されるのが公平性という点では望ましいのですが、業者にとってはつまらないパターンではあります。

 日経平均先物のCFDを例にとります。わかりやすいように現在値は10000円、スプレッドは10円で、
「Bid 9995円 / Ask 10005円」とします。
 この時、ある顧客Aから買い注文がきたとしましょう。このときの流れは、

「業者が日経平均先物を取引所で注文する → それが約定後、顧客Aに10005円で買ったポジションが作られる」

 となります。取引所の日経平均先物は10000円に近い値でしょうけれども、確実に10000円で約定できるかどうかは分かりません。即時の約定を求めるなら、10010円とかになってしまうかもしれませんが、真の値10000円に顧客Aが上乗せで払う5円分に、先物自体の取引コストや業者が先物をいくらで約定できるかの不確実性をカバーするための費用が含まれていることになります。

 同様に、決済注文が来ればその先物のポジションは決済されることになります。当然このときには取引所の先物に売りがでるわけですが、顧客Aはやはり決済時にも実際のレートより5円安いところで約定するので、往復では10円分の支払いをすることになります。ここが業者の利益の源泉です。

 このようにして、顧客から注文がくるたびに先物をせわしなく売買し、実際に相場がどのように動いても業者は一切損益に関わらず、スプレッドの分だけで業者は利益を上げることになります。

 では次に、ちょっと極端な例を考えてみましょう。(次ページへ続く)


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