MONEYzine(マネージン)

一覧から探す

高齢化社会で問題になる高齢ドライバーの事故
高齢者向け自動車で先進国にビジネスチャンスも

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
宮島 理[著]
2010/07/02 18:00

高齢ドライバーによる事故多発が問題になる中、安全教室、運転免許証自主返納、高齢者向け自動車開発などが活発になっている。  

 高齢者が運転する自動車による事故の多発が問題になっている。先月26日にも、新潟県内で70代女性ドライバーの運転する軽自動車がスーパーマーケットの入口に突っ込み、自動ドアのガラスを割る事故が発生した。ブレーキとアクセルを踏み間違えたとされる。

 身体能力の衰えとともに、高齢ドライバーによる運転ミスの危険性が高まっているが、同時に事故を未然に防ぐため高齢ドライバーを対象とした交通安全教室が全国各地で開かれるようになっている。

 愛知県内の自動車学校では、高齢ドライバーの運転技術を競う安全運転競技会も開かれている。また、奈良県桜井市では、2009年から高齢ドライバーを対象とした運転免許証自主返納制度を導入。タクシー運賃1割引という特典を付けることで、自主返納率をアップさせる。

 高齢ドライバーによる交通事故を防ぐには、運転免許証の自主返納や、運転技術の向上も重要だが、一方で、「高齢者にやさしい自動車」を開発する動きも活発になっている。今年5月には、「高齢者にやさしい自動車開発推進知事連合」が、高齢者向け自動車についての考え方をまとめた。赤信号や車両接近を警告する機能、ブレーキを踏む力を補助する機能などが必要とされている。

 高齢者向け自動車は、安全面から必要とされているだけでなく、ビジネスチャンスとしても捉えられている。自動車産業は現在、新興国市場に力を入れているが、未成熟な新興国にはリスクも多い。そこで注目されているのが、先進国高齢者市場というわけだ。

 高齢化が進む先進国では、自動車の購入者も高齢化が進んでいる。福岡県フランクフルト事務所のレポートによると、ドイツの自動車メーカーの購入者の平均年齢は、50歳前後となっている。

 この高齢者市場を狙って、ドイツの自動車メーカーでは、高齢者向け自動車の開発を進めている。たとえばBMWでは、緊急時に自動車が自動運転に切り替わり、速やかに安全な場所に停車する機能が研究されている。高齢者が自動車を安全に利用できるように、メーカーには新たなコンセプトの自動車開発が求められている。

【関連記事】
プリウス効果で黒字回復も、トヨタを包むモヤモヤ感
不振続く自動車業界でひとり気を吐くガリバー「常識外れのビジネスモデル」
都市部で急拡大するカーシェアリング 異業種からの参入も相次ぐ
「2025年までにトヨタの牙城を崩す」 天才投資家バフェットが肩入れする中国企業の野望

【FXランキング】 FXランキング 最新FXランキング スワップFXランキング 手数料FXランキング 口座数FXランキング 会社
【FXを徹底比較】 FX比較 取引コストFX比較 手数料FX比較 通貨ペアFX比較 発注機能FX比較 サービスFX比較 安全

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

株式

もっと見る

FX

もっと見る

経済・社会

もっと見る

マンガ

もっと見る

国際ニュース

もっと見る

この記事に登録されているタグ


All contents copyright © 2007-2017 Shoeisha Co., Ltd. All rights reserved. ver.1.5