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日本ブランドの国際イメージは古くさい?
世界で存在示す韓国ブランドと立場逆転の危機

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宮島 理[著]
2010/07/08 17:00

日本製品といえば世界的に高品質とされているが、そのブランドイメージは、韓国ブランドや欧米ブランドに脅かされている。

 日本製品や日本企業に対する国際イメージが揺らいでいる。とくに韓国ブランドが急伸しているアジア諸国では、若い世代を中心に、日本ブランドは古くさいというイメージも持たれるようになっている。

 野村総合研究所のレポートによれば、ベトナムでは若い世代を中心に日本ブランド離れが起きているという。35歳以上の世代では、日本ブランドは高品質という良いイメージを保っているが、10代、20代では、日本ブランドはデザインも悪く、古くさいというイメージが広がっている。逆に、韓国ブランドはデザインなどが評価され、価格面でも支持されている。

 高品質ではあるが高価格な日本ブランドは、比較的安価だが品質も向上し、デザインなども改良されている韓国ブランドなどに追い上げられているのが実態だ。東南アジアだけでなく、インド、中南米などでも、価格面での優位を生かして、韓国ブランドは中級ブランドとしての地位を固めつつある。

 では、高級ブランドとしての日本ブランドはどう評価されているのだろうか。1980年代には、日本ブランドは世界中で高い評価を得ていた。ソ連・東欧でも、ソニー、トヨタ、パナソニック、ホンダなどの企業ブランドが、トップブランドとして認知・評価されていた。また、中国でも、資生堂などの日本ブランドは人気が高く、欧米ブランドよりも高い評価を得ていた。

 ところが、1990年代半ば以降、日本ブランドの優位性は揺らぎ始める。中国市場では、高級ブランドといえば欧米ブランドという傾向が強くなり、日本ブランドは高級イメージを失っていった。

 その背景には、メディア戦略の失敗だけでなく、日本企業が新興市場向けに従来に比べて価格の安い製品を供給するようになったことがある。そのことで、かえって高級イメージが薄れてしまった。しかし、価格競争では韓国ブランドなどに勝つことは難しく、最近は中国ブランドも台頭してきている。日本ブランドは、中級ブランドとしても高級ブランドとしても、きびしい状況に立たされている。

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