ホリエモンことライブドア元社長の堀江貴文氏が小説家デビューし、好セールスを記録している。アマゾンのランキングでも上位につけ、iPhoneのAppStoreセールスランキングでは総合2位となった。発売から1ヶ月あまりだがすでに何度も増刷がかかっている。渋谷の書店では平積みコーナーにある彼の本だけが異様に少なかったのも人気の高さを伺える。
その名も『拝金』。年収200万円のフリーターが、あるヒルズ族の「なぞのオッサン」と出会うことで人生が一変。携帯ゲーム事業の会社を立ち上げ、あれよあれよという間にヒルズ族の仲間入りをはたし、その後の予期せぬ展開までを描く。虚実を織りまぜたまさにライブドア事件を彷彿とさせる内容となっている。お金に関する事柄も随所に盛り込まれていて、平易なビジネス書としての側面も持ち合わせている。
ケータイ小説とまではいかないが、スピード感があって読みやすい仕上がりだ。日本中を震撼させたライブドア事件の展開のはやさにリンクするかのように、物語の進み具合も非常にテンポがよい。
あとがきによるとフィクションながら、とっておきのネタも散りばめているそうで、どこが本当の話なのか宝探し気分で読み進めてもらえればとのこと。ヒルズ族の夜な夜なの狂乱ぶりも、フィクションと言いつつも非常に臨場感たっぷりに描かれている。
さらにあとがきには「僕が体験した世界を読者に追体験してもらう」とある。彼が意識的に使用していた印象的な言葉では「突き抜ける」ということらしいが、彼のように巨万の富を得た者、ずば抜けた成功者にしかわかりえない世界や感情を読者も垣間見れるだろう。
ライブドア事件により起訴までされた堀江氏だが、今でも彼を支持する人や注目している人は数多く、とくに20代~30代の若いビジネスマンから支持を受けている模様。ツイッターのフォロワー数は50万人以上で国内トップクラス。アメブロのブログも読者数が1万人近くにのぼり、また発行しているメルマガ「堀江貴文のブログでは言えない話」も月額840円と有料にも関わらず多くの読者がついていて、好評を博しているようだ。
そんな発言力も影響力も大きい堀江氏だけに、今回の小説家デビューもツイッターなどネットを中心に話題を集めている。時代の寵児とまでもてはやされた彼があらたに開始した執筆活動に注目だ。
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