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「イッキ飲み」飲酒事故を誘引
WHO、飲み放題に規制検討も

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宮島 理[著]
2010/08/09 09:50

庶民の味方と言える飲み放題サービスが、イッキ飲みなどによる飲酒事故を招いている。WHOによる飲み放題規制指針は是か非か。

 今年もビールの季節に合わせて電車での飲み放題プラン、スポーツ観戦での飲み放題プランなどが盛況だ。ところが、WHO(世界保健機関)の指針を受けて、飲み放題サービスが大きく揺れている。

 WHOは、今年1月にアルコール規制の指針案を発表し、議論を呼んでいた。5月20日、WHO総会で「アルコールの有害な使用を低減するための世界戦略」という指針が採択された。その中で、「直接的、間接的な割引販売、原価割れ販売および飲み放題均一料金、またはそれ以外の大量販売の禁止または制限」が謳われている。この項目により、今すぐ日本で飲み放題が規制されるわけではなさそうだが、将来的に影響を及ぼすことは考えられる。
 WHOも指摘しているように、世界的に若者の飲酒事故が問題となっている。日本では、若者を中心に行われる、いわゆる「イッキ飲み」行為が社会問題となってきた。1985年に「イッキ! イッキ!」が流行語大賞となり、現在までイッキ飲みが絡んだ飲酒事故は絶えない。

 最近も、イッキ飲みが関連する死亡事故が起きている。今年3月には、佐賀大学ラグビー部の飲み会で酒を飲んだ19歳の男子学生が死亡している。飲み会は2時間飲み放題の居酒屋が会場となり、イッキ飲みも行われていた。

 飲み放題とイッキ飲みの関連性については、大学生自身も自覚しているようだ。奈良女子大学の学生が実施したアンケートによれば、約70%の学生が、飲み放題の際にイッキ飲みが起きやすいと回答している。

 一方、飲み放題に好意的な声は少なくない。調査会社アイシェアが20代~40代の男女を対象に実施したアンケートによれば、約6割半の人が、WHO指針によって飲み放題が規制されることに反対している。飲み放題は、飲食代を抑えられ、飲み会の予算も決めやすいということで、支持を集めているようだ。飲み放題のメリットは残した上で、イッキ飲みなどの暴飲行為や、それに伴う飲酒事故をいかに防ぐかが課題となっている。

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