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コンビニの「たばこバブル」が弾ける日
店舗入口に設置された灰皿にも厳しい目

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宮島 理[著]
2010/09/11 17:30

過去最大のたばこ値上げによって、急激な需要減が予測されている。特に、タスポ導入以来のコンビニ「たばこバブル」は崩壊の危機に。

 10月1日からのたばこ値上げに際して、駆け込み需要が起きている。一方で、値上げ実施以降、25%以上の急激な需要減を予測する向きもある。

 今回の値上げは、1箱あたり60円から140円という、過去最大の値上げ幅だ。その結果、販売価格は1箱あたり400円を超えることになる。1日1箱吸えば、月間で軽く1万円を超える。今回の値上げを機に、禁煙するという喫煙者も多い。

 そういった動きを見越して、禁煙グッズの販売も盛んになっている。ただ、禁煙による恒久的なたばこ販売減の穴を、一時的な禁煙グッズ販売増によって埋めることは難しいと見られている。

 とくにコンビニエンスストア業界は深刻だ。タスポ導入以来の「たばこバブル」が本格的に崩壊しかねないからだ。

 2008年にタスポが導入されると、タスポを作って自販機で購入する手間を避け、コンビニなどの店頭で購入する客が増えた。コンビニでは、タスポ導入などを追い風に、店頭販売の強みを生かしてたばこ売上が堅調に推移してきた。売上高に占めるたばこの割合が2割を超えるようになっている。

 そのタスポ効果も最近は薄れてきていたが、今年10月以降、たばこ需要が激減すれば、コンビニの「たばこバブル」崩壊がいよいよ本格化する。

 一方で、路上喫煙禁止条例など、自治体のたばこ規制も厳しくなっている。コンビニに限らず、ドラッグストアなど、店先に灰皿を置いていた店は、灰皿の撤去を迫られている。

 店先に灰皿が置かれるのは、「店内が禁煙であるため、お客さまが入店される際にたばこの火を消すことができるよう」(ローソンのサイトより)というのが建前だが、実際には喫煙所になっており、店側も喫煙所目当ての客を誘導している面がある。店先からの灰皿の撤去や、たばこ値上げに伴う需要減によって、喫煙者を見込んだ商売はますます厳しくなっていきそうだ。

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