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「5月に売ってハロウィンの頃に新たに買え」
西洋の投資格言が本当か検証してみた

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2010/10/21 09:00

今回は「5月に売ってハロウィンの頃に新たに買え」という西洋の投資格言を検証してみました。(バックナンバーはこちら)

過去10年では「10月末、11月末に買って4月末に売る」戦略は有効だった?

「日本株は春高秋安のように思われる」といわれることが増えてきたようなので、実際の過去の値動きを調べてみました。限られた観察点に基づくものではありますが、月次の日経平均の値動きを見る限りでは「5月に売る」という西洋の投資格言と一致していた部分があるようです。

過去20年を見ると

 過去20年の日経平均の月末終値の変化率を調べてみた結果は以下のとおりでした。この期間においては、3月、4月と12月の平均上昇率が高く、8月、9月が悪かったといえます。

過去10年だけなら

 あまり過去に遡ると現在の経済状況と乖離しすぎる可能性が出てきます。そこで、データ数は減ってしまうのですが、過去10年だけに絞って同様の分析を行ってみ
ました。

 意外なことに1月は大きくマイナスとなり、平均では一般に有効とされる1月効果はなかったようです。また、パフォーマンスが良かったのが、3月、4月と12月で、1月、7月、9月、10月が悪かった月となっていました。

何月に買って、何月に売る?

 平均が分かっても、連続した期間では実際のところどうだったのか分かりません。そこで、「○月に買って△月に売る」戦略のパフォーマンスが良かったのか計算してみました。

 結果は、日経平均が約50%下落したこの10年で、+36%から-62%もの差が生じるものとなりました。傾向としては10月末か11月末に購入して12月と3-4月の上昇を狙うか、2月末に購入し4月末には売却する手法のパフォーマンスが良かったといえます。逆に4月末に購入することがパフォーマンスが悪かったパターンに共通しているようです。

(試算の前提)
・日経平均の月次終値ベース
・手数料、税金、約定可能性は考慮しない
・1999年12月末を100とし、それぞれの月末から1ヶ月~10ヶ月保有する戦略を検証

パフォーマンスベスト3
・10月末購入、6ヶ月保有して翌年4月末に売却  136 (+36%)
・11月末購入、5ヶ月保有して翌年4月末に売却  135 (+35%)
・2月末購入、2ヶ月保有して4月末に売却       132 (+32%)

パフォーマンスワースト3
・4月末購入、6ヶ月保有して10月末に売却      38 (-62%)
・4月末購入、9ヶ月保有して11月末に売却      37 (-63%)
・4月末購入、10ヶ月保有して翌年2月末に売却  35 (-65%)


 なお、今回の分析はあくまで過去データに基づく分析なので、将来の値動きを一切保証するものではありません。また、ごく一部の期間の極端な価格変動に大きな影響を受けていることも考えられます。

 しかしながら、全体を通してみると「5月に売って、ハロウィンの頃に新たに買え」という西洋の投資格言と一致していたことは大変興味深いところです。仮に、来年以降も「春高秋安」と考えるのであれば、eワラントやトラッカーでの投資タイミングを考える際の目安の1つとなりえるかもしれません。

 さて次に「マーケットは常に正しいのか」について考えてみましょう。マーケットでは取引できる価格が常に「正しい」のだが、長期に亘っておかしいと思われる状況が続くこともありま。これを活かして投資するとしたら…(次ページへ続く)


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