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異業種参入やFC展開でショップ乱立
金・プラチナ買取業者「儲けのカラクリ」

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2010/11/14 14:30

金価格の高騰を受け、街中に乱立する貴金属買取店。儲けのカラクリは、買取価格を抑える独自の買取ルールにあった。

「金・プラチナ、高額で買い取ります!」。近頃、こんな売り文句を看板やのぼりに掲げた貴金属買取店が街中に増えている。リサイクルショップなど異業種からの参入やフランチャイズを展開する業者が相次ぎ、買取競争は過熱する一方だ。

 その背景には金価格の高騰がある。ギリシャ危機による通貨不信から、安全な資産とされる金に買いが集まっているためだ。NY金先物価格は昨年11月から高値圏を推移し続け、今年11月9日に史上初の1400ドルを突破し、最高値を更新。国内の金価格も27年ぶりの高値水準になっている。

 従来、貴金属の買取は質屋が主流だったが、最近では古本やゲームの買取を行うサイクルショップが貴金属に手を広げるケースが増えている。独立行政法人・中小企業基盤整備機構によると、「他の商品と合わせて持ち込めるため、幅広い客層を獲得し、気軽に利用されるケースは多い」という。また、2~3坪あれば開業でき、換金性も高いことから、フランチャイズ展開に乗り出す企業が増えていることも買取業者乱立の一因のようだ。

 買い取った金は、貴金属の再生を行うリサイクル業者などに売却され、買取価格と売却価格の差が買取業者の粗利益となる。買取価格は純度や重さ、日々の金相場などで決まるというが、金の買取はそんなに儲かるのだろうか。

 儲けの仕組みは同じ商品を持ち込んでも、業者によって買取価格や買取ルールが異なる点にあるようだ。業者ごとの買取価格の差は、1グラム当たりの単価や買取手数料の有無、溶解時の目減りなどによって生じる。

 目減りとは、貴金属を精製する際、不純物を取り除くことで質量が減ることを指す。たとえば、18金(純度75%)から採れる金は平均74.5%前後。目減り分は0.5%前後だが、実際には10%程度を取る業者もあるという。

 また、買取相場を表示しない業者も多く、買取相場を表示しても、その金額から買取手数料や目減り料と称し、20~40%程度を差し引く業者も少なくない。

 バブル期に流行した18金の喜平ネックレスや片方紛失したピアス、仏具の鈴、入れ歯など、持ち込まれる貴金属はさまざまだが、いずれにしてもせっかく売るなら高く売りたいもの。持ち込みの際は、買取相場を表示しているか、手数料はどのくらいかなどを確認し、できれば数店舗で見積もりを取って比較検討したい。

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