MONEYzine(マネージン)

一覧から探す

自己中にならないための投資学
ケインズの「相場は美人投票」に学ぶ

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
Heyward[著]
2010/12/28 10:30

自己中心の相場観で手掛けるのではなく、大多数の投資家がいかに相場を見ているかを意識することの大切さを今回は一緒に考えてみましょう。(バックナンバーはこちら)

相場に正解はあるのか?

 相場で勝つにはどうしたらいいのでしょうか。正しい分析をして、正しい売買をすれば、相場で勝てるのでしょうか? 相場で勝った時は、正しい売買をして、正しい分析をしていたから勝てたのでしょうか? そもそも、「正しい」とは何なのでしょうか。

勝ち負けという結果がすべての相場の世界

 勝てば楽しく、負けてものめり込むのが相場の世界。相場における投資家の行動は基本的には「買った」「売った」の2つだけ、結果は「勝った」「負けた」の2つだけです。

「買った」「売った」の2つだけの選択肢から、「勝った」「負けた」のどちらかの結果にしかならないのは、丁半博打にも似ています。この行動決定の単純さと勝敗の明快さが、相場の魅力の1つでしょう。

 勝敗とは何事だ、相場はギャンブルではないとお叱りを受けるかもしれません。自己の経験、知力、観察力、胆力、すべてを駆使し、マーケットのゆがみから収益機会を得るのが相場の醍醐味だと言う方もいるでしょう。

 しかし、経過はどうあれ醍醐味がどうであれ、結果が全てが相場の世界。相場における勝敗は、「プラス・マイナス」「正誤」「白黒」と同義です。勝てば官軍、負ければ賊軍。いやらしい表現ではありますが、これを否定することは難しいでしょう。

投資家は結果への経過過程に意義を求める

 結果が全てが相場の世界ですが、投資家は結果への経過過程に意義を求めるのも相場です。投資行動を非常に単純化すると「検討・分析→売買→反対売買」となります。検討・分析・売買が過程経過で、損益を確定する反対売買が結果です。

 そして、結果が利益確定となれば「正」とされ、損失確定となれば「誤」として明確に烙印を押されるわけですが、では、投資家が意義を求める結果に至る過程(検討・分析・売買)に正誤はあるのでしょうか。

 かの有名なケインズは玄人投資家の行動パターンを「美人投票」に例えました。自分が最も美しいと思う女性に投票するのではなく、大多数が支持するであろう女性に投票することが有効であるということです。

 個別株であれば、自分がいいと思う銘柄を買うのではなく大多数の人がいいと思うであろう銘柄を買う、株価指数であれば、自分が上がると思っているから買うのではなく大多数の人が上がると思うであろうとして買うことが有効であるということでしょう。(次ページへ続く)


【FXランキング】 FXランキング 最新FXランキング スワップFXランキング 手数料FXランキング 口座数FXランキング 会社
【FXを徹底比較】 FX比較 取引コストFX比較 手数料FX比較 通貨ペアFX比較 発注機能FX比較 サービスFX比較 安全

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

もっと見る

著者プロフィール

  • Heyward(ヘイワード)

    本業絶不調のため、やむなく相場で食っている一個人投資家。
    「勝たなくてもいい・負けなければ。負けても負けの金額を限定すること!」をテーゼに先物相場で日々奮闘中。
    楽観的・魅力的な先物相場の見方は証券会社にお任せして、私からは先物の恐ろしさ、個人投資家が陥りやすい相場に潜む罠、相場に起こる事象の見方・解釈、相場に挑む際の心の持ちよう等々を、個人投資家ならではの、しがらみのない立場で、皆様にお伝えできればと思います。
    日々の相場概観、ザラ場リアルタイム情報はブログ「株と先物の勉強会」にて更新中。

この記事に登録されているタグ

本記事は、投資や貯蓄などマネーを活用するための情報提供を目的としており、続きを見る

スポンサーサイト

All contents copyright © 2007-2017 Shoeisha Co., Ltd. All rights reserved. ver.1.5