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オレオレ詐欺増加、前年比16.2%増
次々生まれる新手口に高齢者被害

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宮島 理[著]
2011/01/29 16:30

2010年の「振り込め詐欺」被害は、全体として減少傾向にある。ただ、お年寄りの被害や新手の「キャッシュカード詐欺」被害が増えている。

 警察庁の統計によると、2010年の「振り込め詐欺」全体の被害総額は、前年比14.3%減の約82億1400万円となった。しかし、その一方で「オレオレ詐欺」に限ると、前年比16.2%増の約60億4400万円だった。

「振り込め詐欺」は、大きく「オレオレ詐欺」「架空請求詐欺」「融資保証金詐欺」「還付金詐欺」の4つの詐欺に分類される。

 言わずと知れた「オレオレ詐欺」は、息子や孫を装って、主にお年寄りからお金をだまし取る詐欺である。60歳以上のお年寄りが、被害者の9割を占める。2004年には約191億2900万円だった被害額が、2009年には約52億300万円にまで減少したが、2010年は「振り込め詐欺」全体の被害総額が減る中、この「オレオレ詐欺」だけは被害が増えてしまった。

「架空請求詐欺」は、有料サイトの利用料金など架空の料金を請求する詐欺だ。アダルトサイトを利用することが多いであろう20~40代の被害者が目立つ。2010年の被害額は、前年比44.9%減の約17億5200万円となっている。

「融資保証金詐欺」は、架空の融資を呼びかけて、申し込んできた人に保証金を要求する詐欺である。男性の被害者が多い。2010年の被害額は、前年比63.0%減の約34億4000万円。「還付金詐欺」は、税金や年金、医療費の還付手続きを装って、お金を振り込ませる詐欺。「オレオレ詐欺」と同様に、60歳以上のお年寄りが被害に遭っている。2010年の被害額は、前年比69.0%減の約7400万円である。

 また最近は、振り込ませずにお金をだまし取るタイプの「振り込め詐欺」が増えている。被害者にレターパック(エクスパック)で送金させたり、被害者の自宅まで犯人が現金を手渡しで受け取りに来るケースもある。

「キャッシュカード詐欺」と呼ばれる手口も増えている。警察官や銀行協会職員を装って、被害者自宅までキャッシュカードを受け取りに行き、暗証番号も聞き出して現金を引き出す。多様化する詐欺の手口に対して、特にお年寄りを中心に、さらなる啓発活動が求められる。

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