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FXから日経225先物取引へ民族大移動が起こるか
【日経新聞の読み方】第33回

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2011/02/22 10:00

まいど! 相場の福の神・藤本誠之です。2011年夏、大証が取引時間を延長する方向です。この影響について考察しながら、この夏のトレンドを先取りする方法についてお話しましょう。(バックナンバーはこちら)

この夏、大証が夜間取引延長へ

 1月15日の日本経済新聞で報じられましたが、この7月頃、大阪証券取引所が、日経平均先物などのデリバティブの夜間取引時間を延長することになりそうです。

 本決まりになれば、これまでの取引終了時間は「午後11時半まで」でしたが、「翌午前3時まで」と3時間半も延長されます。これによって、日経平均先物取引(商品名でいえば、大証が取り扱う「日経225先物取引」とそのミニサイズ「日経225mini」)への投資環境が大きく変わる、と私・相場の福の神は先読みしています。

 日本時間の午後11時半から午前3時までの時間というのは、実は、投資においてはすごく重要な時間なんですね。午後11時半はニューヨークの朝9時半(冬時間。夏時間の場合は10時半)で、ロンドンの午後2時半。言うまでもなく、世界の金融を動かしている、ニューヨークとロンドン両市場の「なう」をつかむ時間なのです。

 そしてご存知の通り、今の日経平均は、ニューヨークダウに連動しています。ニューヨークが上がれば翌朝の日経平均も高く寄り付き、下がれば寄り付きでドスンと下げてウダウダ低迷する、という流れになっています。そういう流れが予想できながら、日本の市場はこの時間帯は動いていないので、何かが起こっても日経平均先物については、取引のしようがない、というのが今の状況なのです。

心理的ハードルが下がる

 では、大証が夜間取引を延長するとどうなるか? というのが今回のテーマです。
 突然ですが、人ってショックなことが起きて傷つくと、立ち直って動き出すまでに時間が必要ですよね。傷ついているのに「今すぐ行動せなあかん」というのは、ものすごく辛いものです。

 今までのFXと「日経225先物取引」の違いも、「傷ついても放っておいてもらえる」のか、「傷ついたのにすぐリアクションを求められる」というところにありました。

 というのも、FXも日経平均先物も、レバレッジがかけられるのは同じですが、損をした際にFXは自動的にロスカットする仕組みであるのに対し、「日経225先物取引」では、追証制度を採用しているので、期限内に追加金を入金しないとやっとロスカットされる。追加金という1段階があるのですね。

 この1段階がくせ者で、追加金を入金するのもしんどいし、入金しないならしないで、なまじっか時間があるだけに、「この間になんとか相場が反転しないかな」と悶々と思い悩んだりして、傷がより深くなってしまいます。「先物は難しい」というイメージがあるのも、そのためでしょう。

 つまり、FXと日経225先物取引の最大の違いは、「心理的ハードル」。日経225の取引時間が延長されれば、ニューヨークの様子を見て逆指値を入れて、自分でロスカットができるようになるので、心理的ハードルが下がるんちゃうか、と私は考えています。

日経平均先物取引には、ほかにも追い風が

 FXと比較すると、日経225先物取引には、ほかにも追い風が吹いています。(次ページへ続く)


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著者プロフィール

  • 藤本 誠之(フジモト ノブユキ)

    「相場の福の神」とも呼ばれている人気マーケットアナリスト。関西大学工学部卒。日興證券(現日興コーディアル証券入社)、個人営業を経て、機関投資家向けのバスケットトレーディング業務に従事。日興ビーンズ証券設立時より、設立メンバーとして転籍。2008年7月、マネックス証券から、カブドットコム証券に移籍。2010年12月、トレイダーズ証券に移籍。2011年3月末同社退職 現在は、独立してマーケットアナリストと活躍。多くの投資勉強会においても講師としても出演。日本証券アナリスト協会検定会員。ITストラテジスト。著書に『ニュースを“半歩”先読みして、儲かる株を見つける方法 』(アスペクト)など。個人アカウント@soubafukunokamiでつぶやき始めました

     

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