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人気過熱「分配型投資信託」とは
ハイリスク・ハイリターンの側面も

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宮島 理[著]
2011/02/18 16:00

高い分配金が支払われる分配型投資信託の人気が過熱している。その仕組みとリスク上の注意点はどうなっているのだろうか。

 非常に高い利回りの分配型投資信託が人気を集めている。最近は追加型株式投資信託の多くが毎月分配型投資信託だという。追加型株式投資信託とは、基本的に好きな時に追加で投資できるタイプの投資信託で、分配型投資信託も含む。

 株式や債券などを投資対象とした投資信託は、投資家から預かった資金を投資信託運用会社が運用し、収益を分配金として投資家に還元する金融商品だ。投資信託には、再投資型投資信託と分配型投資信託がある。

 再投資型投資信託は、分配金が自動的に再投資(同じ投資信託に追加で投資)される。分配金の使い道が特にない場合は、お金を寝かせずに再投資型投資信託を利用した方が効率が良く、資産形成につながるとされている。

 一方、分配型投資信託は、分配金が投資家に支払われる。たとえば毎月分配型投資信託では、分配金が毎月支払われるので、年金生活の足しなどに活用されている。

 リーマン・ショックでバブルが弾けるまでは、「グローバル・ソブリン・オープン」(通称「グロソブ」)と呼ばれる外国債券を対象とした毎月分配型投資信託がヒットしていた。現在は、グロソブよりもさらに高い利回りを売りにした、「通貨選択型」と呼ばれるタイプの毎月分配型投資信託が人気だ。

 ただ通貨選択型は、リスクの高い外国債券に投資し、さらに金利の高い通貨を利用してより高い収益を得る仕組み。高い収益を得る可能性がある一方で、多額の損失を出す可能性もある、「ハイリスク・ハイリターン」型の金融商品となっている。

 分配型投資信託人気が過熱する中、より高い分配金で投資家を引きつけるべく、分配金の引き上げ競争も起きている。1月の追加型株式投資信託全体では資金流入を分配金支払が上回っており、無理な分配金引き上げが行われていることもうかがわれる。高い分配金に運用収益が追いつかなければ、運用資産の取り崩しなどが発生し、結局は元本を食いつぶす事態も招きかねない。金融商品を具体的に選ぶ際に、投資家は十分な注意が必要だ。

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