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市場のショックに備える投資法市場のショックに備える投資法

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2011/03/29 10:00

分散投資は今回も効かなかった。次の市場ショックに備えるには投資スタイルそのものを見直す必要がある。(バックナンバーはこちら)

「予想外」の事態

 2010年9月のこのコラムで『「予想外」のうちに準備する』を掲載しました。その中で、石油ショック、日本の財政危機、中国「バブル経済」の崩壊、大地震と富士山噴火を「予想外」の事象の例としてあげました。残念ながら、たった半年のうちに、原油価格の大幅な上昇と大地震が実際に起きてしまいました。

 そのうち大地震と富士山噴火については以下のように書いていました。

【大地震と富士山噴火】

東海・南海・東南海地震や富士山の噴火などはいつ起こっても不思議ではないと頭ではわかっていても、なんとなく「しばらく無いのでは」と思ってしまいがちな事象と思われます。もちろん安全対策が最重要ですが、仮に東京から大阪にかけての地域の交通・通信・電力などに加え、金融機能などが麻痺することになれば日本経済へのインパクトは極めて大きなものとなると想像されます。

 また、対策に関しては、半年前に下記のように書きましたが、現在でも変化はなく、予想外の事態に対して、事前に投資スタイルそのもので備えることが有効と個人的には考えています。

 投資に関して言えば、「予想外」と考えている時にこそ、対策を考え、準備を進めておく必要があるように思われます。これは、「予想」が共有されると、自己実現してしまう可能性があったり、忘れた頃にやってきたりするからです。

 例えば市場参加者の多くが「○○は1年先に必ず上昇する」と考えていたとします。すると、投資家の発想は「1ヶ月前には買っておかなきゃ」、「3ヶ月前には既に上がっているかも」、「半年前でも遅いかも」、「今買っておかないと間に合わない?」とだんだん前倒しされ、結局現時点で買いが殺到することになってしまう可能性が高いと考えられます。

 この時、行動する投資家が少ないのであれば、多くの投資家にとって「予想外」であって「実現の可能性が低い」と思える事象だからと想像されます。また、都合の悪いことは決断を先延ばしするという行動心理学的なバイアスの結果であることも考えられます。

市場ショックに備える投資法

 今回再度観測されたこととしては、市場ショック時には各資産の相関が極めて高くなり、分散投資の効果があまり望めない(つまり全部下がる)ということです。このため、投資対象を増やしただけでリスク分散ができるのは平常時だけで、本当にリスクを管理したい市場ショックの際にはその効果はあまり期待できないという可能性があるわけです。

 そこで私見ながら、市場ショックに備える方法としては、「大部分は安全資産で温存+資産の5-10%程度だけをリスクの高い資産に投資」という方法が、自然災害を含めた市場ショックに対しても一定の効果を期待できる投資法ではないかと考えています。

 この時、リスク投資部分は、想定以上の損失がでないものにする必要があります。eワラントは多様な資産にレバレッジ投資ができる一方、最大損失が投資元本までに限定されているのでこの投資法に適しています。仮に資産の5%を投資した場合、最悪の場合でもその5%を失うだけですみます。

 また、追証や強制ロスカットがないので、満期直前の銘柄でなければ、パニック売りに巻き込まれずに相場の回復を待つこともできます(ただし、時間経過による価格の下落は考慮しておく必要があります)。

 また、安全資産の大部分を温存するこの投資法であれば、市場ショックで機械的に売り込まれた銘柄に長期投資する資金を残しておくことにもなります。

 注意点としては、投資ショックの最中や直後に再度投資する際にも、残った資産の少なくとも70%-80%程度はやはり安全資産に残しておくことだと思われます。これはその時点が相場の底であるかどうかは誰にもわからないことと、状況がさらに悪化する可能性もあるからです。(次ページへ続く)


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