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「歴史は繰り返す」から半歩先読みができる
【日経新聞の読み方】第35回

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2011/04/21 10:00

まいど! 相場の福の神・藤本誠之です。35回続いたこの連載も、今回が最終回。そこで初心に帰り、「なぜ相場の先読みができるのか」についてお話したいと思います。(バックナンバーはこちら)

歴史は繰り返す

 この連載では、相場の福の神・藤本の「半歩先読み術」をご紹介してきました。
 では、なぜ福の神は、半歩先読みができるのか。それは、「歴史は繰り返す」からなんですね。世の中の出来事は、まったく初めてのことばかりじゃない。だから、過去の似た事例を見れば、「また同じ動きが起こるんちゃうか」と予測ができるんです。

 今回の東北大震災でも、震災当日の11日と翌週月曜14日の日経平均は下がりましたが、明けて15日に大きく下げた後、引けにかけて大きく戻して、ローソク足で長いヒゲをつけた形となって、震災後の安値となっています。

 これは、阪神・淡路大震災の時の値動きが投資家の念頭にあるからなんですね。パニック的に下がってもいずれはまた上がることを投資家たちは、過去の例から知っている。だからこそ、「震災で一時的に下がったときは、買いのチャンス」なのです。

 こうした、「過去の事例」がある出来事はすべて、投資家にとっては「想定内」の出来事。過去の出来事と同じような値動きを示すと先読みできるのです。

 一方、今回の震災で起こった例外は、福島原発の事故です。これは、過去の原発事故とはまったく違うケースなので、過去の事例とは比べようがない上、計画停電という、これまた過去の事例がない事態が発生しました。こうなると、どういう影響が起こるかわからない。こうした場合、投資家はどうしなければならないのでしょう?

 投資家は自分の想定に基づいてポジションをとります。想定以外の方向に動いたら、「先読みができない状況」と判断します。先読みができないとなれば、すぐに損切りをして手を打つべきです。これは【9501】東電株の値動きを見てもわかりますよね。

 投資でやっちゃいけないのは、「危ないことに手を出さない」「危ないとわかったらすぐに手を引く」ことなんですね。

投資家は日本の将来を悲観していない

 つまり、株式市場の「先読み」は、過去をテキストにして将来を知ること。逆にいえば、株価は将来を示しているわけです。

 では、株価は日本の将来をどう示しているのでしょうか。(次ページへ続く)


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著者プロフィール

  • 藤本 誠之(フジモト ノブユキ)

    「相場の福の神」とも呼ばれている人気マーケットアナリスト。関西大学工学部卒。日興證券(現日興コーディアル証券入社)、個人営業を経て、機関投資家向けのバスケットトレーディング業務に従事。日興ビーンズ証券設立時より、設立メンバーとして転籍。2008年7月、マネックス証券から、カブドットコム証券に移籍。2010年12月、トレイダーズ証券に移籍。2011年3月末同社退職 現在は、独立してマーケットアナリストと活躍。多くの投資勉強会においても講師としても出演。日本証券アナリスト協会検定会員。ITストラテジスト。著書に『ニュースを“半歩”先読みして、儲かる株を見つける方法 』(アスペクト)など。個人アカウント@soubafukunokamiでつぶやき始めました

     

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本記事は、投資や貯蓄などマネーを活用するための情報提供を目的としており、続きを見る

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