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コクヨ、アスクル、三菱鉛筆は700万円超え
伝統あっても利益は低い?文具業界給与の実態

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 毎日の仕事に欠かせないオフィス用品。あって当たり前だからこそ、その動向を見逃しがちな業界でもある。主要各社の業績や、事業モデル、平均給与などを見ていこう。

早くから海外展開に着手、パイロットコーポレーションと三菱鉛筆の業績は?

 ボールペンやクリアホルダー、コピー用紙、パーティション(間仕切り)、机、椅子……。筆記具などの文具やオフィス用品は身近な存在だが、それらを手がけている企業に目立った動きがないのも事実。文具・オフィス用品の製造販売を展開している主要各社の経営状況や給料を見ておこう。

 海外での販売拡大に向けて、ようやく本格的な取り組みを見せはじめた業界各社が多いなかで、早くから海外展開を進めてきたのが、パイロットコーポレーションと三菱鉛筆だ。パイロットの海外売上高比率は6割を超し、三菱鉛筆のそれも5割に迫る。

 ボールペンやサインペン、シャープペンなどの筆記具は日々進歩。インキ技術やペン芯などの研究開発を重ねることで、油性ボールペンやゲルインクボールペン、文字が消えるボールペンなどが生まれてきた。パイロットは売上高の2%弱、三菱鉛筆は5%超に相当する研究開発費を毎年投入。また、それらの技術を生かしてパイロットは熱転写リボンや自動車向けセラミックス部品、ジュエリー製品なども展開。三菱鉛筆はペン型の化粧品容器や化粧鉛筆などに技術を応用している。

 両社の収益状況を1000円のボールペンにたとえてみよう。パイロットの原価は572円。経費(販売費・管理費)は給与手当96円、賞与15・5円、広告宣伝費61.9円、研究開発費18・3円など合計で353円。そして営業利益は75円といったところ。

 一方の三菱鉛筆は、原価が543円。経費は給与手当100円、販売促進費52.6円、研究開発費53.6円など合計で343円。営業利益は117円である。ボールペンを1000円販売するごとに、120円近くの営業利益を確保しているということだ。

 両社とも10年度は09年度比で営業利益率を改善しているが、いずれも利益率では三菱鉛筆がパイロットを上回っており、それが従業員や取締役の年収にも反映されているといっていいだろう。従業員の平均給与では約150万円、取締役の平均年俸で2000万円強、三菱鉛筆の方がパイロットを上回っている。

 なお、三菱鉛筆は同じロゴを使用しているが、三菱グループに属していないことは知られているところ。主な借入先も横浜銀行やみずほコーポレート銀行、三井住友銀行だ。(次ページへ続く)


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