外国為替証拠金の“証拠金”の意味とは?
まず押さえておきたいのが、外国為替証拠金取引(FX)は自己資金を使って為替の取引をするのではないということだ。自己資金はあくまで証拠金、担保として取引会社が預かる。為替取引で利益が出れば証拠金、担保が増加し、損をすれば減少するのだ。証拠金そのものを使って為替の売買は行われないので勘違いしないようにしよう。
スワップの仕組みを整理
実際の外国為替の取引はお金を借りて行う。売る通貨を借りて、買う通貨で運用するということだ。例えばドル買い円売りをする時は現在の金利状況では円を0.5%で借りてその資金でドルを買い、買ったドルを5.25%で運用することとなる。そのドルの運用金利5.25%と円の借り入れ金利0.5%の差である4.75%がスワップ金利ということとなる。外国為替の取引ではそれを何%という金利で表さずに、具体的に1日何円手に入るかを表示している。
つまりドルと円の金利差が4.75%の時は、ドル円相場が120円で1万通貨を買うならば、
120円×4.75%÷365(日)×10,000(通貨単位)=156.16円
となり、1日あたり156円が証拠金に加算される。ドルを売って、円を買う時は、この逆となり1日あたり156円が証拠金から差し引かれる。
どの通貨を売買するにあたっても、売る通貨を借り入れる金利と買う通貨に投資する金利の差がスワップ金利という。高金利通貨を買い、低金利通貨を売る場合はスワップ金利が受け取ることができる。低金利通貨を買い高金利通貨を売る場合はスワップ金利を支払うこととなる。
通常、外国為替証拠金取引業者は1日あたり受取る金利差を+(プラス)、支払う金利を-(マイナス)で表示している。
実際のスワップ金利差の表示方法
スワップの金利差はどのようにして表示されるのだろうか。例えば2007年8月のある日のスワップ金利は以下のように表示される。
| 通貨 | スワップ金利 |
|---|---|
| ドル円 | (+153円 -156円) |
| ユーロ円 | (+138円 -141円) |
| ポンド円 | (+318円 -323円) |
| 豪ドル円 | (+150 -153) |
| NZドル円 | (+172 -175) |
円を介さない取引では、下記のようになっている。
| 通貨 | スワップ金利 |
|---|---|
| ユーロドル・米ドル | (-045米ドル +0.40米ドル) |
| ドルスイス | (+0.80スイス -0.83スイス) |
上記の通貨ペアを買うときは、左のスワップの数字が、売るときは右のスワップの数字の受払いが行われる。+は金利差を受け取ることができて-は金利差を支払うこととなる。こうした表示は業者によって多少ことなるが、例えば外為どっとコムでは下記のように表示されている。
ユーロドルを買い米ドルを売る時は借り入れる米ドルの方が投資するユーロドルより金利が高いのでスワップ金利を払うこととなる。売買する通貨の金利差によるものでドル円や他の円相場のように買えば必ずスワップ金利を受け取り、売れば支払うものではないことも確認願いたい。
あくまでも高い金利の通貨を買い、低い金利の通貨を売ればスワップ金利を受け取ることができる。逆であればスワップ金利を支払うこととなるのだ。
スワップ金利はいつ付くのか=ロールオーバー
スワップ金利は為替のポジションを翌日に持ち越した時に加減される。これをロールオーバーという。通常ニューヨーク時間午後5時にロールオーバーが行われる。
外国為替の収益はこのスワップ金利と為替相場の変動で得られる売買差の2つだ。スワップ金利差益と売買益が証拠金に毎日加減される。
FXの儲け方には、「デイトレ」と「スワップ金利狙い」の2つがある。次にこれを見ていこう。

















