栄枯盛衰が激しい音楽シーンにあって、メンバーが還暦を過ぎた年齢となっても、いまだ第一線で活躍するロックバンドがある。
たとえば、今年で結成50年を迎えたローリング・ストーンズは、収入も桁違いだ。サンデー・タイム紙が毎年行うイギリスの音楽長者番付でも、昨年はミック・ジャガー(68歳)の総資産は1億9,000万ポンド(約245億円)、キース・リチャーズ(68歳)は、1億7,500万ポンド(約226億円)とトップテンの8、9位に名を連ねている。
さらにバンドのトレードマーク(Lips&Tongue/リップス&タン)も収入をもたらす。日本では6月19日、サントリー酒類からリップス&タンをあしらったデザイン容器のお酒「ストーンズバー」シリーズが発売される。炭酸ガス圧を高めに設定され、爽快な刺激が楽しめるもので、今回は第一弾としてビール(価格未定)、カクテル(230円)、ハイボール(160円と230円)の全3種5アイテム。
肝心の本業はと言うと、ツアーの方は来年2013年までお預けの公算が大きい。ただ今秋には、彼らの50年の足跡を記録したドキュメンタリー映画が公開予定となっている。
一方、1973年結成以来、奇抜なメークと派手なライブ・パフォーマンスで幅広い層から支持されるキッス。2000年に解散宣言をしたがすぐに撤回し、今日に至った。その独特なビジュアルを武器に、さまざまなキャラクタービジネスを展開している。携わるのは、ベーシストのジーン・シモンズ(62歳)。彼のビジネスにおける辣腕ぶりは有名だ。
3月15日にはラスベガスに「KISS bY Monster Mine Golf」なるミニゴルフ場から教会まで揃ったアミューズメント施設をオープンした。入場は無料だが、ゴルフ場使用に11.95ドル(約976円)のほか、使用する施設単位でお金がかかるようだ。
また、スウェーデンではキッス銘柄のワイン(99クローナ・約1,190円)とビール(15.90クローナ・約192円)の発売も開始した。日本でもハローキティとのコラボ商品が発表(発売時期、価格未定)された。このところ来日が中止、延期続きのキッスだが、待望の新譜は6月に発売が予定されている。
さらに、昨年来日したエアロスミスも、結成42年目となった。ボーカルのスティーブン・タイラー(64歳)をはじめ、リードギターのジョー・ペリー(61歳)らメンバーの日本びいきは有名だ。
今年は食通でも知られるジョー・ペリーが、新たなるスパイシーソースの販売を、自身のウェブサイトで開始した。商品名は「Boneyard Brew」。タマネギ、ニンニクや熟成した赤ワイン酢などを用いたナチュラルホットソースだ。4タイプ、価格3.99ドル(約325円)と5.49ドル(約470円)。
6月からは母国アメリカでツアーが始まるエアロスミス。8年ぶりとなる新作アルバムも、現在7月リリースに向け大詰めを迎えているようだ。
オレたちに“引退”の二文字はない。還暦ロッカーからそんな声が聞こえてきそうだ。
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