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 車離れが進む昨今ではあるものの、あると便利なのも事実。車のレンタルやリース業界では、さまざまな料金設定で需要拡大を目指す。


 矢野経済研究所の「レンタカー&カーシェアリングに関する調査結果2011」によると、レンタカー市場は2010年に4,900億円に達した。2011年は東日本大震災の影響で足踏み状態だが、2012年は4,950億円、2013年は5,100億円へ拡大すると予想されている。

 拡大予想の根拠として挙げられるのがサービス価格の多様化だ。車を所有しない層が、思わず借りてみたくなるような料金設定が増加し、これが新規需要の掘り起こしに一役買っているようだ。

 今年4月1日から、9年ぶりの価格改定に踏み切ったのがトヨタレンタリース。今回の改定で特に注目は「ハイブリッドクラス(HVクラス)」の新設だ。こちらは、7つの専用車種3クラスで構成されたもので、近年急速に普及するハイブリッドカーを、より身近に感じてもらおうとの措置だという。気になる料金も、たとえば一番安いHV1クラスでは、プリウス(1.5L)、アクアのいずれかを6時間まで6,300円、24時間まで8,925円でレンタルができる。

 一方、細かく時間を刻んだ料金設定サービスもある。カーベル(東京)が展開する「100円レンタカー」のレンタル料金は、カローラ(トヨタ)やマーチ(日産)他のコンパクトクラスで10分100円、3時間までなら1,800円だ。また3時間を超過すると30分100円となり、仮に24時間レンタルしても価格は4,200円。安さの理由は、貸出車両に中古車を使用している(ただし、メンテナンスの行き届いた厳選車種ばかり)という。必要最低限の時間だけ車を借りたいという人には、うってつけかもしれない。

 また中古車では、潮来自動車販売(茨城)の「ワンコインリース」にも注目したい。同リースは、低年式で多走行と商品には不向きだが、通常の利用にはまったく問題のない整備済みの中古車を最低1ヵ月単位で貸し出す。価格は年式1998年、走行距離約7万キロのイプサム(トヨタ)や、年式2001年のフィット(ホンダ)などが1ヵ月1万5,000円(税込1万5,750円)、1日あたり500円(税込525円)となっている。契約時には、名義変更費用に3万8,000円や自動車保険料が別途必要だが、車を買う程でもないが、ある程度まとまった期間必要な際は重宝しそうだ。なお借りた車が気に入れば購入も可能。

 使いやすいレンタカーやリースカーの選択肢が増えてくれば、消費者の意識はますます、「所有」から「必要な時に借りて使うもの」へと移っていくのかもしれない。

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