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FXで勝つ方法
「分かり難くて勝ち易い」戦略を探る

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2012/04/27 10:00

FXは投機だから勝てないというのは時代遅れの議論。勝つためには、「分かり難くて勝ち易い」戦略を探ることだ。(バックナンバーはこちら)

1000人じゃんけん

 「FXでどうやったら勝てるようになるのか」というご質問を受けることが少なくありません。実際のところは、「勝てば官軍」なのでしょうが、仮に好成績を収めた方が「1000人じゃんけん大会」の勝者に過ぎないのか、投資スキルによるのかは、判別が難しいところです。

 FXは「分かりやすくて勝ち難い」ので、それを認識して対処すればパフォーマンスを大きく向上できる可能性があります。

 例えば、1000人で一人100円の参加料で、じゃんけん大会を開く場合を考えてみましょう。参加料の総額は100円×1000人=10万円で、これを最後まで勝ち残った人がもらえるとします。

 すると、毎回、必ず勝者がでます。しかし、もう一回じゃんけん大会を開催しても、同じ人が勝つことはまずありません。じゃんけんに勝つのは偶然の結果だからです。でも、勝者は実際に賞金を手にします。

 実はこれと同じ状況が、どのような投資においてもある程度はあてはまります。偶然(運)とスキルの判別が付かない事例は、実は結構多いのです。「過去のトラッキングレコードが良いファンドがその後も良いとは限らない」ということもこれと同じです。

 問題は、じゃんけん大会と異なり、「投資で成功した場合は、偶然の結果であるとはほとんどの方が認めない」という点にあります。

投機=投資?

 従来は、「FXは投機であって、投資ではない」という説明がなされてきました。これは、「予想収益がプラスであるものを投資といい、リターンの期待値がゼロ(ゼロサム・ゲーム)であるものを投機という」という定義に基づいたものです。

 しかしながら、コモディティなどへの投資が一般化し、空売りやプットの利用が増え、日本のように経済規模が縮小する先進国が出現し、各国が自国通貨安政策を露骨に出すようになってきたため、「ゼロサムかどうか」という投資区分そのものが怪しいものとなっています。

 例えば、原油や銅・アルミなどのコモディティは、利息も生まず、それ自体が収益を生み出すものではありません。このため、商品先物はゼロサムゲームの典型とも考えられていました。しかしながら、各国の通貨安政策や新興国の成長ストーリーを考えれば、銅やプラチナ、大豆といったコモディティは長期的に投資の対象となりうると考えられています。また、ETFやeワラントでコモディティに投資できるようになりましたが、その組成の仕組みからして、結局は商品先物に投資していることになります。つまり、ゼロサムのはずのコモディティがどうやらそうでなくなっているかもしれない訳です。

 逆に、日本株は過去20年下がりっぱなしで、期待リターンがプラスのはずの株式の常識を覆しています。今後も日本の人口減少は続くので、これからも日本株の期待収益がプラスかどうかは怪しいところです。この場合、長期的なストーリーに従って日本株をショートすれば期待収益はプラスになります。そうなると、投機の代表と思われてきた株価指数先物の売りやプットの買いはゼロサムではないので、「長期戦略に基づいた投資」といえることになります。

 このためもあってか、英語におけるInvestment(投資)とSpeculation(投機)の区別は、「Investmentの中で、リスクが高く、投資資金に損失が生じる可能性が高いものがSpeculation」という理解が最近は一般的となっているようです。つまり、投資と投機は大差はなく、損失の可能性と投資元本に対する割合が高いものを投機といっているに過ぎません。この定義であれば、ベンチャー企業への出資は投機、銅トラッカーの購入は投資、値動きが大きい銅eワラントの購入は投機となり、合理性がある説明が可能になります。

「分かり易くて勝ち難い」を抜け出す

 そうなると、FXを投資にするか投機にするかは、使い方次第ということになります。外国為替取引では、一方の通貨の買いは他方の売りです。また、市場の流動性が極めて高く、市場規模が巨大で、各種情報の透明性が高く、他の投資家を出し抜いて儲けることは難しいといえます。

 ただ、日頃ニュースで耳にする事が多く、詳細な解説が随所で容易に得られるので、「分かりやすい」相場でもあります。つまり、「誰もが簡単だと思っているけれども、実際には他の人と同じ条件なので勝ち難い」のです。だから、勝率は普通なら五分五分です。

 この結果、先進国通貨にレバレッジを掛けないで投資するのであれば、投資元本が毀損するリスクが少ないので「投資」と言えるでしょう。一方、新興国通貨を取引対象にしたり、10倍や20倍のレバレッジをかければ、投資資金のかなりの部分を失う可能性が増すので「投機」となります。

 FXに限らず、どんなものでも長期的に儲け続けるには、勝率を五分五分から少しでも自分に有利なものにする必要があります。この場合、人気の市販投資アルゴリズムや、著名人の予想では差別化ができません。一般的には、市場の注目度が高いものを避ける、巨大な資金の小回りが効かない値動きを探しだす、分からない時は休む、マイナー通貨・株を狙う、トレンドがはっきりしている時だけちょこっと便乗する、といった手法で「分かり易くて勝ち難い」ものに「分かり難くて勝ち易い」時だけ投資することが効果的なようです。

 さて次に別の角度から、投資について考えてみましょう。投資の目的を大別するなら、「増やす」、「守る」、「備える」ことだといえます。(次ページへ続く)


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