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どこまでが合法でどこからが違法?
日本における賭博の位置づけを整理してみる

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2014/06/30 08:00

 今回のテーマは「賭博(ギャンブル)」について。日本における賭博の現状を整理し、課題を抽出していきます。これにより、短絡的な好き嫌い論争にはめ込まれがちなカジノ議論を、一段上のステージまで引き上げることができれば幸いです。

現金はダメだが、天丼ならセーフ!?

 まずは前提として「賭博とはなにを指すのか?」について、認識あわせをしておきます。賭博とは「偶然の勝敗により財物・財産上の利益の得喪(とくそう)を争うこと」。未来が予見できない出来事に対して、自らの価値あるものを賭けあって争い、その結果として「得」か「損」の結果がもたらされる、といった行為を指します。

 では、この賭博を行うと、どうなのるのか? 刑法第185条および186条で、賭博を(常習)すること、開帳することについての刑罰が規定されており、その罰を受けます。ただし、賭博が何でもかんでも刑罰の対象になるわけでななく、「一時の娯楽に供する物を賭けたにとどまるときは、この限りでない」とされています。

 この一文の解釈について、法律家の間でも意見が分かれるところなのですが、判例にはその場で消費される天丼やたばこといったものはシロ、金銭を賭けた場合は1円でもクロ、というものがあります(なお予備知識として、これらの判例は戦前のものだということを付け加えておきます)。

 以上が、日本における賭博についての基礎知識です。

合法とグレーが入り乱れている状態

 さて日本の法律上、賭博が犯罪であることを整理してきましたが、実生活において私たちは多くの賭博をすることができます。ここからは、この矛盾について見ていきます。

 日本には、一般的な社会生活の範囲で行える賭博が以下の5系統あります。

1.競馬、競艇、競輪、オートレース
2.宝くじ、toto
3.パチンコ、パチスロ
4.麻雀
5.オンライン賭博

 これらは思い立ったらすぐにでも行うことができるわけですが、結論からいってしまえば1,2のみ合法、3,4,5は合法ではない(違法でもないグレーな存在)というのが実際のところ。グレーな賭博が、日常生活と隣り合わせに存在しているわけです。そして問題なのは3,4,5に参加する人たちが、これらの法的位置づけを気にかけることなく、賭博に熱中していることだといえます。

 以降では、この”異常事態”ついて考えるために、それぞれの賭博をめぐる環境について整理していきます。


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著者プロフィール

  • 鹿内 武蔵(シカウチ ムサシ)

    株式会社東京カジノラボ代表取締役。FX情報誌を中心にマネー系メディアの執筆・編集に携わったのち独立。カジノゲームのルールとIR法案の最新情報を発信する総合的カジノメディア、東京カジノラボを運営。

本記事は、投資や貯蓄などマネーを活用するための情報提供を目的としており、続きを見る

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