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「衰退産業」は本当か 三越伊勢丹、大丸、高島屋など主要百貨店の経営状況をチェック

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 販売の長期低迷もあって、百貨店は衰退産業のひとつと目されがちだが、根強いファンがいるのも事実。総入店者数を発表している大丸松坂屋百貨店の場合、全店舗の年間集客は2億3700万人である。あらためて、百貨店の現状を見てみよう。

小売店の売上日本一を誇る、伊勢新宿本店

 百貨店を含め小売店として売上日本一を誇るのが、三越伊勢丹ホールディングス(HD/3099)の子会社、三越伊勢丹が運営する伊勢丹新宿本店である。13年度の売上高は2,600億円強。1年365日、定休日なしで稼働したとして、1日の売上高は約7億2,700万円。それを従業員839人、パート1,335人で実現しているわけだ。

 毎日の売上が4億7,500万円の計算になる三越日本橋本店は、豪華さで日本一の店舗。970億円の価値がある土地、それに建物や構築物など、店舗全体の資産価値は1,250億円(帳簿価格)である。

 三越伊勢丹のその他の店舗で1日換算の売上高が1億円を突破しているのは三越銀座店(1億8,900万円)、伊勢丹浦和店(1億2,000万円)、伊勢丹立川店(1億800万円)だ。

百貨店は場所貸し業を逆手にとる、大丸東京店

 三越伊勢丹HDは、商品開発力の向上や売場の展開など、百貨店そのものの高価値化を追求。それとは対照的な動きに出ているのが、大丸松坂屋百貨店を擁するJ.フロントリテイリング(3086)である。

 その象徴が大丸東京店。同店はJR東日本からの賃貸(年間賃料53億円)ということもあって資産価値は71億円弱と、三越日本橋本店の10分の1にも及ばない。そして注目は、店舗運営スタッフ。従業員はわずか69人、パートは11人という少人数での運営だ。それでいて1日の売上高は1億8,300万円である。

 「百貨店は場所貸し業」と形容されることが多いが、同社はそれを逆手にとり、テナントを積極的に招く戦略で百貨店の生き残りを図ろうとしているわけだ。ファッションビル運営のパルコを子会社化したのも、松坂屋銀座店跡地に商業施設を建設するのもそうした戦略に沿うものである。

 大丸松坂屋百貨店の各店舗で、売上トップは松坂屋名古屋店。以下、大丸神戸店(2億3300万円)、大丸心斎橋店(2億3,000万円)が続いている。

 ちなみに、大丸松坂屋百貨店全店の総入場者数2億3,700万人(13年度)のうち、実際に商品を購入する人は半分を超える約54%、客単価は4,107円といったところだ。


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