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「背が丸くなったおばあちゃまに似合う洋服」で起業! 専業主婦10年のブランクも「必要に迫られれば、スキルはすぐに習得できる」

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2014/07/10 08:00

 今回は、背が丸くなったおばあちゃまに似合う洋服を企画、製造、販売する武石麗子さんのお話です。起業のきっかけは、背が丸くなった祖母のために実母がつくった洋服でした。10年間主婦業に専念し、仕事にはブランクがありましたが、「必要に迫られれば、スキルはすぐに習得できる」と言います。

専業主婦から「背が丸くなったおばあちゃまに似合う洋服」で起業

 背が丸くなったおばあちゃまがオシャレに着こなす「マダムトモコ」の洋服。サザエさんの街として有名な東京・桜新町にあるブティックには、明るい色彩のジャケット、ブラウス、ズボン等が並ぶ。

 「女性は80~90歳になっても、洋服を選ぶときの気持ちは20代の頃と同じだと思います。お年寄りのお洋服というとおばあちゃんの原宿と言われる“巣鴨”を思い浮かべがちですが、若い時に銀座や日本橋のデパートでお買い物をしていた方が、80代になったからといって巣鴨に行くとは思えません。年を重ねて体型が変わっても、デパートにあるようなエレガントな洋服を着て『いつも綺麗で、変わらないわね』とお友だちに言われたい心は、変わらないと思います」

 そう語るのは、マダムトモコ株式会社の代表取締役、武石麗子さん。ブランド名の「トモコ」は母の名前だ。武石さんは母・トモコさんが考案した、背の丸い女性向けの洋服を世の中に広めるため、社長として奮闘している。武石さんは10年間の子育て専業主婦を経て、起業した。

 「10年の間にIT化が進み、ワープロがWordやExcelに変わり、ビジネスメールの書きかたもわかりませんでした。それが2ヵ月でPowerPointで企画書を作成し、Accessで顧客データベースを作れるまでになりました。『必要になれば、覚えられる』と身を持って体験しました」

洋裁が得意な実母が作った「おばあちゃま用」のスーツに感激

 武石さんは、3人姉妹の長女。母・トモコさんは洋裁が得意で、手作りの服を姉妹がお揃いで着て育った。新卒で広告代理店に入社して社長室で2年半働いた後、寿退社。それから10年間は専業主婦として過ごした。

 ある日、実家に遊びに行くと、母が出来上がったばかりの洋服を見せてくれた。父親に「(祖母の)米寿の祝いに、スーツを仕立てて欲しい」と頼まれて母が作ったツーピースだった。特徴のある形で、背が丸く前屈みになっても背中がずり上がらないよう、背中のカーブに合わせた形状をし、腕を動かしやすいようにアームホールが広くなっている。高齢になり、骨粗しょう症で背中が曲がった祖母は、体型をカバーする洋服を着てとても喜んだ。

 ある日、主婦が発明して特許を取ったというテレビ番組を見て、刺激を受ける。

 「見たことのない洋服だったので感動し、私もやってみようと思いました。同時に『他の腰が曲がったおばあちゃまは、一体、どのような洋服を着てお出掛けしているのだろう?』という疑問が沸き上がりました。同じような悩みで困り、この洋服を必要としている人は、世の中に絶対いると確信したのです」

 2003年9月、ブラウスやジャケットの後ろ身ごろの裾を長くして背中全体にフィットするパターン(型紙)を『背の丸い人の上衣』として特許を出願。同時に、個人事業主として「おばあちゃまのおしゃれ研究所」を設立。翌年3月には、『腰の曲がった人のズボン』の特許を出願した。

「最初は、勢いで、何となく趣味のように始めた感じでした」


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