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企業倒産件数、8カ月連続で前年同月を下回る
銀行の不良債権も前年比7.7%減

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2016/01/09 14:00

 11月の倒産件数が1990年以来の低水準になったほか、9月期の中間決算では銀行の不良債権も減少。景気は底堅さを示している。

 東京商工リサーチが12月8日に発表した「2015年11月度の全国倒産集計」の結果によると、2015年11月に発生した負債総額1,000万円以上の倒産件数は711件で、前年同月より3.3%減少した。前年同月を下回るのは8カ月連続で、11月度としては1990年の633件以来の低水準となった。

 一方、負債総額は前年同月比22.6%増の1,416億5,000万円で、2カ月ぶりに前年同月を上回った。負債100億円の大型倒産が2カ月ぶりに発生したほか、10億円以上の大型倒産が24件発生し、8カ月ぶりに前年同月を上回ったことも影響した。ただ、11月度としてみると、過去20年間で3番目に少ない水準でもある。

 企業倒産件数の減少とともに、銀行の不良債権も減少している。東京商工リサーチが12月18日に発表した「リスク管理債権状況調査」の結果によると、2015年9月中間期の決算が公表された国内112銀行の金融機関の不良債権をあらわす「リスク管理債権合計」は、前年同期比7.7%減の8兆2,717億円だった。前年同期を下回るのは3年連続で、9月期としては2008年9月中間期以降で最小額となった。

 リスク管理債権額を業態別にみると、大手行が7行のうち5行、地銀が64行のうち52行、第二地銀が41行のうち39行で前年同期を下回った。合計額も大手行が前年同期比で7.3%減少、地銀が同6.7%減少、第二地銀が同11.8%減少するなど、全業態で減少している。

 また、金融機関が貸し倒れに備えて積み立てている「貸倒引当金」の合計額は、前年同期比5.7%減の3兆3,400億円で、6年連続で前年を下回った。2015年9月中間期で「貸倒引当金」を積み増した銀行は21行で、前年同期の26行より減少した。同社は、各金融機関が中小企業のリスケ要請に柔軟に応じていることで、倒産件数が抑制されていると分析している。

 調査結果を見る限り、金融緩和を背景に国内景気は底堅く推移しているといえそうだ。しかし一部では円安によるコスト上昇や人手不足、人件費高騰などの影響を受けて、厳しい経営環境に置かれている中小企業も少なくない。企業倒産件数や不良債権の今後の推移に注目が集まる。

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