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再上場は成功だったのか?
「すかいらーく」と「チムニー」の儲けの構造

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 いちど退場しながら、再び株式市場に戻ってきた外食2社「すかいらーく」と「チムニー」。移ろいやすい外食産業の中で、この2社がどのように儲けを出しているのか検証してみよう。

株式市場に戻ってきた「すかいらーく」

 いちど退場しながら、再び株式市場に戻ってきた外食2社、すかいらーく(3197)チムニー(3178)の経営状況を確認しておこう。

 3800億円規模の売上を誇り、日本マクドナルドHD※(2702)やゼンショーHD(7550)らをおさえて外食売上高トップだったすかいらーくが、株式市場から退場したのは2006年のことである。野村HD(8604)の投資子会社が英国系投資ファンドと組み、2565億円を投じてMBO(マネジメント・バイアウト)を実行したからだ。

※HD:ホールディングス

 すかいらーくは、過去も現在もファミリーレストランを代表する企業だが、当時はファミレス業態の不振が目立ち、同社も苦境に直面。そのため、経営の立て直しが急務だったことが背景にある。もっとも、野村HD系の投資会社はその後も500億円ほど追加出資をしたが、経営再建を実現できないまま米国系ファンド、ベインキャピタルにすかいらーくの再建を委ねた、というのがおおまかな経緯だ。

すかいらーくの現状

 ドミノ・ピザやバーガーキングなどの再建を手がけたベインキャピタルの傘下に入ったすかいらーくの再上場は、14年10月である。中高年の人にとっては一抹の寂しさを感じるかもしれないが、ピークには700店舗以上あった社名と同じ「すかいらーく店」は、すでに消滅。代わって主力店になっているのが「ガスト」であり、「ジョナサン」だ。

 総店舗数3036(15年12月末現在)のうち、お値打ち感重視のガストは1390店舗、女性グループを意識したメニューを提供しているジョナサンは342店舗。ほかに中華の「バーミヤン」や「ステーキガスト」、和食の「草庵」などの展開にシフトしている。ブランド別1店舗1日平均の売上高は、38万円のジョナサンがトップ。ステーキガストが33万円、そして同社の屋台骨を支えるガストは30万円で推移しているようだ。

 およそ3000店舗の運営を担っているのは、全国で4万人弱。1店舗平均、従業員は1.6人、パートは13人弱であり、1店舗を新設するためにおよそ8400万円を投資しているというのが同社店舗の平均像だ。

 すかいらーくの収支構造を、1000円の商品にたとえてみよう。原価はおよそ300円である。経費は600円台で、その半分は人件費だ。たとえていえば、すかいらーくで1000円飲食したとしたら、店舗従業員・パートはもとより本社の管理部門の社員を含めて、320円程度の人件費を負担していることになる。

 肝心の儲け(営業利益)は、1000円につき68円、64円、79円での推移である。


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