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リオ五輪開催後に株価急落はあるのか?

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2016/08/03 08:00

 いよいよ8月5日に開幕するリオデジャネイロ五輪。投資家にとって“要注意イベント”と言える今回の五輪開催後に起こりうる事態を、さまざまな角度から検証します。

8年ごとの五輪&新興国開催のリオ五輪は売り?

 開催国ブラジルの政治経済の混乱、ジカ熱の流行、治安悪化に加え、ロシアの参加資格をめぐる協議などいろいろと騒がしくなっているなか、8月5日から21日までリオデジャネイロ五輪が開催されます。選手たちの頑張りを応援するのはもちろんですが、投資の観点では今回のオリンピックは要注意イベントです。

 1992年バルセロナ五輪(ポンド危機、日本の不動産バブル崩壊)、2000年シドニー五輪(ITバブル崩壊)、2008年北京五輪(サブプライムバブル崩壊)と、このところ2回に1回、8年ごとのオリンピックと大型経済バブルの崩壊の年が一致しています。これは7年~10年程度の景気循環(ジュグラー循環)と8年(2回ごと)のオリンピックの周期が概ね重なっているためと推測されます。

 さらに、東京五輪(1964)、ソウル五輪(1988)、北京五輪(2008)のように急激な経済成長を遂げた国が国威発揚のためにオリンピックを開催すると、その国の経済はその後しばらく低迷すると言われています。これは新興国には大型競技場や高速道路、宿泊施設などのオリンピック開催のためのインフラが不足しているため、開催に向けて特需が発生し、それが公共投資需要を先食いしてしまうことが原因とされています。

開催前後の株価の動き

 そこで気になるリオ五輪ですが、バブル崩壊が起きる可能性の高い8年周期に当たることに加えて、新興国での開催と悪い要素が重なっています。図1は1992年バルセロナ五輪から、1回おき(8年ごと)のオリンピック開催国の開催日の70営業日前(約3か月前)から90営業日後(約4か月後)までの各国の主要株価指数の値動きを見たものです。北京五輪で株価指数を2つ採り上げているのは、上海総合指数には外国人が自由に取引できない制約があるため、香港上場の中国本土株の指数であるハンセンH株指数との値動きの違いを見る必要があると考えたからです(結果は大差ありませんでした)。

 全体として開催日の3か月前頃からすでに株価は下落気味となり、開催日(図中赤縦線)以降はそれが加速する傾向があるようです。また、新興国開催であった北京五輪は上海総合指数・ハンセンH株指数ともに、バルセロナやシドニー五輪よりも大きく下げています。なお、バルセロナと北京五輪は、オリンピック終了後の2か月程後が大底となっていました。

 ここで興味深いのは、ブラジルの直近の株価の値動き(図中緑線)です。オリンピック開催70日前から下げていたところはバルセロナ、シドニー、北京と同じだったのですが、50日前を切った頃から反転上昇しました。もしこのまま上昇を続ければ「8年ごとのオリンピックはバブル崩壊を呼ぶ」「新興国のオリンピック開催は売り」という2つのジンクスを跳ね返すことなります。しかし、7月末時点では株価は足踏みとなっていて、ここから下げればジンクスどおりの嫌な展開です。


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本記事は、投資や貯蓄などマネーを活用するための情報提供を目的としており、続きを見る

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