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型破りなビジネスモデルで好調な「餃子の王将」
王将フードサービスの儲けの構造

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 今回は、都道府県別売上高に加えて、運営する各店舗の客席数も開示している王将フードサービスに迫ってみた。

型破りなビジネスモデルで高収益を実現

 「餃子の王将」で知られる王将フードサービス(9936)は、直営店を中心にフランチャイズ(FC)店を含めて、全国で運営する店舗はおよそ700店である。

 全自動成形餃子システムを導入したセントラルキッチンから食材を配送される各店舗では、オープンキッチンで調理する。それが同店のスタイルだ。調理の見える化である。各店ごとのメニューの開発・提供を含めて、外食チェーンとしては型破りのビジネスモデルといっていだろう。国産食材へのこだわりも示す。そんな同社の直営店の平均像を見てみよう。

 餃子の王将の1店舗1日平均の売上高は、40万円前後での推移である。ハイデイ日高(7611)が手がけている「日高屋」はおよそ27万円、リンガーハット(8200)の「長崎ちゃんぽん」は17万円前後だ。首都圏を中心に、タイでも店舗を手がけている幸楽苑ホールディングス(7554)の場合も、国内各店の1日平均売上高は約20万円である。同じように餃子や麺類を手がける他店に比べて、餃子の王将の1日平均売上高は、13万円から23万円程度上回っているわけだ。

 そんな店舗を切り盛りしているスタッフは、正社員が3.8人平均、パートは25人前後である。店舗の運営主体はパートで、1店舗平均の従業員数が1人に満たない外食チェーンが多いなかで、正社員4人弱というのも、異例中の異例である。

1日平均売上高が50万円を超すのは?

 16年3月末時点で、餃子の王将が出店していない空白県は、青森、岩手、山形、福島、愛媛、高知、宮崎、鹿児島、沖縄の9県である。1日の平均売上高が高い地域はどこだろうか。1店舗1日平均売上高が50万円を超すのは、愛知と滋賀である。それに続き、全国平均を上回っているのは、本社がある京都、それに兵庫、奈良、神奈川、熊本などだ。

 一方、大阪の平均は40万円弱。東京、埼玉、千葉の各店も30万円台で平均に届かない。店舗数が少ないこともあるが、1店舗1日平均売上高が30万円を切るのは、長野、新潟、福井、山口、香川、徳島、長崎である。

 ショッピングセンターなど他店と共同の客席ではなく、自前の客席を持っている直営店は約460店舗。総客席数は3万6570席である。1店舗平均約80席。つまり、餃子の王将は、毎日1座席で約5040円を稼いでいる計算になるわけだ。ただし、1店舗1日平均売上高と同じように地域差が目立つ。東海地区は118席平均でトップ。九州が92席で続き、関東地区店舗の平均客席数は56席と小ぶりの店が多いようだ。

 当然のことだが、客席数は店舗によっても異なる。客席数トップは愛知「春日井店」で、その客席数は、何と347席である。1日1客席売上高が5040円とすると、同店の1日平均売上高は、170万円を超す計算になる。大阪「空港線豊中店(293席)」、兵庫「白川台店(290席)」、兵庫「名谷店(231席)」、滋賀「三雲店(216席)」なども大型店である。


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