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映画業界、邦画の興行収入23.5%増など好調
一方で倒産増加、ヒット映画を手掛けた制作会社も

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2017/02/04 22:00

 『君の名は。』などのヒットで映画業界は好調に見えるが、一方でヒット映画を手掛けた制作会社が倒産するなど、経営環境は厳しいようだ。

 日本映画製作者連盟は、毎年1月に前年の映画産業に関するデータを公表している。1月24日に発表された「2016年(平成28年)全国映画概況」によると、2016年の入場人員は前年比8.1%増の1億8,018万9,000人、興行収入は同8.5%増の2,355億800万円だった。興行収入の内訳をみると、邦画が同23.5%増の1,486億800万円と大きく伸びた一方、洋画が同10.2%減の869億円と振るわなかった。平均入場料金は同0.3%増の1,307円だった。

 興行収入を映画別にみると、邦画では『君の名は。』(上映中 1月22日時点で150日間の成績)が235億6,000万円で最も多く、以下、『シン・ゴジラ』(82億5,000万円)、『名探偵コナン 純黒の悪夢(ナイトメア)』(63億3,000万円)、『映画 妖怪ウォッチ エンマ大王と5つの物語だニャン!』(55億3,000万円)、『ONE PIECE FILM GOLD』(51億8,000万円)が続いた。洋画では『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』が116億3,000万円で最も多く、『ズートピア』(76億3,000万円)、『ファインディング・ドリー』(68億3,000万円)が続いた。

 一方、帝国データバンクが1月24日に発表した「映画・映像関連企業の業績・倒産動向調査結果」によると、2016年に倒産した映画・映像関連企業の負債総額は前年比34.6%減の25億6,100万円と減少したものの、倒産件数は同12.5%増の27件に増加した。

 倒産企業の内訳をみると、興行収入が好調に推移したこともあり、「映画・映像配給」の倒産が0件(前年1件、過去5年間では2014年の5件が最多)、「映画館」の倒産が1件(前年1件、過去5年間では2013年の2件が最多)と低水準で推移した。

 「映画・映像制作」の倒産は26件(前年22件、過去5年間では2012年の30件が最多)で前年を上回った。倒産した映画・映像制作企業の中には、『ALWAYS 続・三丁目の夕日』などのプロデューサーが代表を務めた制作会社や、『さくらん』などの作品に携わった映画プロデューサーが代表を務めた制作会社も含まれている。こうした状況について、テレビを中心としたメディア環境が激変し、映像制作会社にとって大きな取引先であるテレビ局が受注を減らしたことや、景気低迷の影響からクライアント企業が経費を削減させたことなどから、業績が低迷して倒産に至った制作会社もあったと同社は指摘している。

 ヒット映画の登場で好調に見える映画業界だが、実際には厳しい経営環境に置かれている企業も少なくないようだ。

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