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株式市場にライバルがいない、酒店「やまや」と自転車販売「あさひ」の儲けの構造をチェック!

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 ライバル店舗は数多いが、株式市場における同業は不在。専業としては唯一の上場企業である酒店「やまや」と、自転車販売のあさひの経営状況や従業員給与などを確認してみた!

カクヤスと競い合う「やまや」の収支

 ビールや日本酒、ワインなどのアルコールや自転車の販売は、スーパーやコンビニ、ディスカウントショップ、ホームセンターなどにシフト。いわゆる酒店や自転車販売店は、商店街から徐々に消えつつあるのが現実だ。事実、酒店や自転車販売専門店で株式を上場しているのは、やまやあさひだけである。上場企業としてはライバルがいない2社の概要を見ておこう。

 酒店としてカクヤス(未上場)とトップを競うやまや(9994)は、流通トップのイオン(8267)と資本関係を結んでおり、売上高は約1700億円、店舗数は300を超えている(16年3月期)。そのやまやの収支を1000円の商品販売にたとえると、儲けは拡大傾向にあるというものの、小売店としては原価が高いことに気がつくだろう。酒税が含まれるという特殊事情があるなど、仕入値と売値の差が少ないことが要因だ。仕入値を「1」とすれば売値は「1.2」前後である。酒屋は大きな利益を得られる商売ではないということだ。

 それでもやまやが利益を拡大しているのは、居酒屋「はなの舞」や「さかなや道場」「豊丸水産」などの店舗を運営しているチムニー(3178)をグループ化したことが大きい。自衛隊駐屯地の給食事業なども手がけるチムニーは、2010年4月に上場を廃止。12年12月に再上場し、13年12月にはやまやの子会社になった。

 そのチムニーは、築地でもなく、ましてや豊洲でもなく、大田区の東京中央卸市場内に拠点を設置。羽田空港に近い立地を活用し、全国で水揚げされた鮮魚を漁師から直接仕入れるシステムを利用して、関東を中心とした自社店舗に配送。“活魚”や“活貝”へのこだわりが顧客の支持を得ているということだろう。不振が目立つ居酒屋業態が多いなかでしっかりと利益を確保する、勝ち組居酒屋を実現している。

 チムニーが新たに加わったことで、グループ全体としては、1000円当たりの原価比率が低くなり、儲けが徐々に増えてきたというのが経緯である。居酒屋など外食事業における売値と仕入値の比率に限れば、およそ「3対1」である。

 店舗平均像はどうか。16年3月期でいえば、酒類販売326店舗の1店舗1日平均仕入高は85万円で、売上高は101万円である。店舗運営スタッフは従業員3人弱、パートは5人台。資産価値は2400万円だ。売上高と期末在庫からすると、店舗の商品はほぼ1か月ですっかり入れ替わっている計算になる。ちなみに、子会社のチムニーの場合は、給食部門の店舗を含めて、1店舗1日平均売上高は22万円前後といったところだ。


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