円高が続く為替相場。3月17日には一時1ドル=95円台に突入し、12年7ヶ月ぶりとなる円高・ドル安水準となった。円高となると影響を受けるのは輸出企業だ。とくに輸出を主力とする自動車メーカーに対して市場から業績見通しの懸念が広がっている。
自動車メーカーは年初からのドル下落を受け、08年1-3月期のドル/円レートを円高に修正。トヨタ自動車も円高を予測し、1ドル=105円で計画していたが、ここまでの急激な円高は想定外だった。輸出企業であるトヨタの場合、1円の円高ドル安が進むことで年間の営業利益が350億円減少するといわれており、ドル/円レートが95円水準なら、105円の計画より10円の差異が生じ、単純計算で3500億円の影響を受けることになる。
一方、予想外の円高は国内の輸入企業にとってはプラスに働く。商品の原材料の多くは海外から輸入する日本マクドナルドは、昨年の円高基調による相場の影響もあり、2007年度は12億円の為替差益を得ている。
今後も為替相場は上下に大きく振れる可能性もあり、輸出・輸入企業、双方とも将来為替がどう動くか神経をとがらせている。
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