この連鎖の終点は
このようにしてどんどん「株式の所有者の先祖」をたどっていくとどうなるでしょうか?
終端は、その株式が新規に発行されたときになりますね。新規に発行というのはいくつか種類がありますが、その会社が最初に設立されたときかもしれませんし、増資をしたとき、ストックオプションが行使されたとき、などもありえます。
ただし、いずれの場合でも最初の株主の取得額は会社の資本に組み入れられるのがポイントです。そこで、このときの価格をPとすると、所有者履歴の終端は、
| 投資家 | 取得額 | 売却額 | 損益 |
|---|---|---|---|
| H(n-1) | P | P(n-1) | P(n-1)-P |
となります。
あと配当のことを考慮する必要があります。企業は定期的に配当を出しますが、いつ出したとしてもこの所有履歴の誰かの株主が配当を受け取っています。この受取額は投資家の収入になるので、これをD1、D2、...と表すことにしてもう一度表をまとめると次のようになります。
| 投資家 | 取得額 | 売却額 | 配当額 | 損益 |
|---|---|---|---|---|
| あなた | P1 | S | D1 | S-P1+D1 |
| H1 | P2 | P1 | D2 | P1-P2+D2 |
| H2 | P3 | P2 | D3 | P2-P3+D3 |
| H3 | P4 | P3 | D4 | P3-P4+D4 |
| H4 | P5 | P4 | D5 | P4-P5+D5 |
↓ | ↓ | ↓ | ↓ | ↓ |
| H(n-1) | P | P(n-1) | D | P(n-1)-P+Dn |
もちろん、配当を一度も受け取っていない投資家についてはDnは0になります。















