パンダグッズ集めが高じてパンダグッズ専門店開業へ
好きなもので店を満たせるなんて、何と幸せなことだろう。パンダ好きが高じて、パンダグッズ専門店を開いてしまった嶋津有紀子さんの店 『caramel』は、中目黒駅から徒歩5分のビル2階にある。
店に入ると、嶋津さんがデザインしたパンダTシャツ、バッグなどのオリジナルグッズだけでなく、海外のいろいろな動物園や国内メーカーから集めたパンダ雑貨が並ぶ。いったい何匹のパンダがいるのだろうか。店には毎日、「雑誌やホームページを見て、いつか来たいと思っていた」というパンダ好きな人が訪れている。
1970年生まれの嶋津さんが、初めてパンダに出会ったのは1972年、ランラン、カンカンが上野動物園に来たときだった。それから幼心にもパンダのとりこになった、嶋津さん。「私はよく覚えていないのですが、小さい頃の写真を見ると、お茶碗、ぬいぐるみ、ハンドバッグなど身の回りのものはパンダばかりでした」。
自分を主張しなければ埋もれてしまう
小学校に上がると、クラスメイトと同じようにサンリオのキャラクター商品を好み、パンダからは一度遠ざかった。「私はやはり、パンダが好き」と再確認したのは、社会人になってすぐの頃。それから嶋津さんは再び、パンダばかりを集めるようになる。“三つ子の魂100まで”というが、幼い頃好んだものを人は一生愛するのだろうか。
嶋津さんは学生の頃、雑誌『オリーブ』を愛読した(同誌は、今でいうナチュラルライフの先駆けのような雑誌で、当時の少女達を夢中にさせた)。高校卒業後、デザイン専門学校に進むと、そこは個性のかたまりのような集団で「世の中にはこんな個性的な人たちがいるんだ、私はなんて普通なのだろう」とカルチャーショックを受けたという。「アクの強い人ばかりだったので、少しでも前に出て主張しないと埋もれてしまう、と思いました。私の友達も個性の強い人が多かったですね」。そんな友達の1人が、数年後に嶋津さんを好きな道に引っ張り込んでくれることになる。







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