原油価格か高騰を続ける中、国内では次世代エネルギーと期待されるメタンハイドレートに注目が集まっている。メタンハイドレートは、メタンガスと水からなる氷状の固体物質で、おもに水深500メートルの深海にある堆積物の中や、永久凍土の中に含まれており、「燃える氷」とも呼ばれている。
原油やレアメタルに恵まれない資源小国である日本は、世界中で巻き起こっている資源競争に取り残されてしまっているが、今、世界ではバイオガソリンなど石油の代替エネルギーを模索しており、その候補の1つがメタンハイドレートなのだ。
そしてとりわけ国内で注目されているのは、このメタンハイドレートが日本を資源強国に変える可能性を秘めているからだ。96年には日本周辺の近海の海洋において国内の天然ガス消費量の100年分に相当するメタンハイドレートの存在の可能性が旧通商産業省(現経済産業省)の調査論文で指摘され、政府・国内エネルギー業界の期待が大きく膨らんだ。ネックになるのは海底に眠るメタンハイドレートを採取するのが技術的に難しい点だが、採取方法さえ確立できれば、石油に替わるクリーンエネルギーとして活用することができる。
今年に入ってから独立行政法人の石油天然ガス・金属鉱物資源機構が、カナダとの共同研究で、永久凍土の地下1100メートルのメタンハイドレート層からメタンガスを連続的に産出することに成功しており、日本は世界最大のエネルギー資源大国になることを目標に研究を加速させている。
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