今回は、相場のトレンドにあわせた戦略について考える。そもそも、相場にはどのような動きがあり、それぞれに適した投資戦略はどのようなものがあるのか、理解していただきたい。その上で、「儲かる可能性が高い」方法を教えよう。【バックナンバーはこちら



とにかく追い風を利用せよ

 デイトレーダーは、相場の大きな流れに逆らうべきではない。デイトレーダーにとって大きな流れとは、大体1~3ヵ月程度の期間と認識しておけばよいだろう。この大きな流れが上向きならば、「買い」で収益を上げる銘柄探しをする。逆に、下向きなら「空売り」で収益を上げる銘柄探しをするべきなのだ。

 たとえば、ゴルフのティーショットで、ドライバーの飛距離を出したいなら、風にボールを乗せることが重要だ。つまり、追い風を利用するのだ。ゴルフの場合、通常のティーグランドの向きでアドレスすると逆風だからといって、180度反対向きにアドレスして、反対方向にティーショットするわけにはいかない。

 しかし、株式投資では、それは可能だ。上げトレンドの時は、多くの銘柄は上昇基調にある。だから「買い」で儲けられる可能性のある銘柄を探すのだ。追い風に乗って買いで儲けようと考えるのだ。逆に、相場の基調が下げの時、多くの銘柄は下げ基調にある。それなら、その下げトレンドを追い風にするべく、「空売り」で儲かる可能性が高い銘柄を探すことが有効なのだ。

 なお、ここで、デイトレ初心者が忘れてはいけないことがある。トレンドには。「上」と「下」だけではなく、「横」というものがあるのだ。経験則上、1年のうち、「上」か「下」に大きく動くトレンド発生期間は両方合わせて6ヵ月、「横」は6ヵ月程度だ。もちろん、相場の状況によって、この期間は異なるが、大体そんなもんだと覚えておけばいいだろう。つまり、相場の大部分は「横」トレンド、すなわち、ボックス相場、横ばい期間なのだ



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プロフィール
藤井 英敏フジイ ヒデトシ

「株式投資で成功するためにさまざまな情報を提供する情報会社「カブ知恵」代表取締役。1989年、早稲田大学政治経済学部経済学科を卒業後、日興證券(現日興コーディアル証券)、フィスコなどを経て現職。説得力のある相場解説で個人投資家に人気。著書に『おいしい株の見つけ方』(ダイヤモンド社)がある。


本記事は、投資や貯蓄などマネーを活用するための情報提供を目的としており、続きを見る


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