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FXは安易に「損切り」をするな 為替変動で46%の損失も、スワップで156%の収益を確保した私の例

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2008/08/04 12:00

 長期投資はなるべく損切りはしない方がいい。そうすればかなりの部分で為替差損を金利差が賄う。私は12年前に南アランドを購入したが、為替では46%損したものの、金利は13%で12年間入ってきているので156%の収入、差し引き110%の収益となっている。これぞ長期投資の醍醐味だ。(バックナンバーはこちら)

長期投資のススメ

 今回はFXの長期投資(損切り)についてお話する。
 とはいえ、そもそも短期とか長期とはそれぞれの投資家、個人によって認識が異なる。変動狙いに徹している銀行などのディーラーは、短期は5~6分、長期の場合でも数時間という人もいる。また機関投資家などでは2~3年なら短期投資のうちという人もいるだろう。

 例えば米国債においては以下のように短期、中期、長期の区別がある。
・短期は1年未満
・中期は10年まで
・長期は10年以上

というものである。

 私もこの認識でいいと思うが、FXをやっていらっしゃる方はそれより投資期間が短いと思われるので、米国債の中期以上、1年以上の期間のFX投資についてお話したい。

 FXというのはどの通貨を売るにしても買うにしても金利差が必ずついてくる。証拠金はFX業者に担保として預けているだけなので、実際の取引には自己資金は一切使わない。これが現物投資とは異なるFXの特色だ。Aという通貨を買って、Bという通貨を売る時には、Aを借りて、Bに投資をすることとなる。

 低金利の通貨を売って高金利の通貨を買えば金利差が日々受け取れる。一方で高金利の通貨を売って低金利の通貨を買えば金利差を日々払う。7月現在の円と他の国の通貨の金利差は下図のようになっている。

 通貨の変動は年間10%も20%も動くので金利差は収益の点ではたいしたことがないという人もいるが、上記の金利差を何年も続けると、例えば南アランド円では10年経てば100%の金利損益が出てくる。

 その間為替が100%動くかどうかわからないが、為替相場はならしてみると大きく動くというより同じところを行ったり来たりするので 為替変動は意外と小さい。日経平均がバブル時の3万8千円から7500円まで下落したが、約5分の1になった。

 為替はなかなか5分の1や5倍にはならない。長く持てば持つほど金利差の損益は為替の変動損益より大きなものとなってしまう。10年も20年も持てば金利差収益が膨大となり為替変動益は取るにたらないものとなる。

 さらにこの運用を複利で行えば元本は金利差収益でとんでもないほど大きくなる。(次ページへ続く)


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著者プロフィール

  • 野村 雅道(ノムラ マサミチ)

    1979年東京銀行(現三菱東京UFJ銀行)入行。1982年ニューヨーク支店にて国際投資業務、外貨資金業務、外国為替業務に携わる。1985年帰国後、本店にて外国為替チーフディーラーとして活躍。1987年ファーストシカゴ銀行へ転出、スイス銀行を経てBNPパリバ銀行外国為替部市場部長。東京外国為替市場の中心として活躍した。現在は、FX湘南投資グループ代表(FSIG)ならびに専修大学、中京大学講師。テレビ、ラジオ、新聞などの国際経済のコメンテイターとして活躍中。為替を中心とした国際経済、日本経済の実践的な捉え方の講演会を全国的に行っている。著書に『働かずに毎年1000万円稼げる私の「FX」超活用術 』(講談社+α新書)など。執筆中のブログ「ID為替研究所」「ID為替レポート」「野村雅道と楽しい投資仲間達」も人気。

本記事は、投資や貯蓄などマネーを活用するための情報提供を目的としており、続きを見る

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